2003年07月29日(火)
闘え!起動戦士アサミンジャー 「井上陽水」の巻 
鞄の中も机の中も探したけれど見つからないのに


正に「夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと思いませんか〜♪うふっふ〜♪」
といった心境。
うちら世代だと、斉藤由貴が歌っている方が印象が強いのだけど、
やっぱここは本家本元、井上さんを流すべきなんだろうな。
探し物をしているのに、夢の中へ逃避行かよっっ!!という、本当にどうでもいい歌なんだけど。


だって、探し物をしている人に、

「探し物は何ですか〜♪」<一緒に探してくれるんかいな?

「見つけにくいものですか〜♪」<だったらこんなに苦労はしてない!

「鞄の中も机の中も探したけれど見つからないのに♪」<ホンマ他人事やな。

「まだまだ探す気ですか〜♪」<大きなお世話や!!

「それより僕と踊りませんか〜♪」<嗚呼、見つかったらな(-。-) ぼそっ

「夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと思いませんか〜♪うふっふ〜♪」


・・・・・・。
ナメてるだろ(-_-X)


もうね、ホントに困ってるの。
前に下書きした、原稿のプロットのノートがどっかにいってしまって、
あたくし正に顔面蒼白・・・・( ̄□ ̄;)
部屋中を探している最中、この音楽が頭の中から離れず、(オリジナルツッコミ付)
いっそのこと、歌のままに夢の中へ逃げ込もうかと思ったくらいだ。


だけど2番の歌詞は、もうちょい奥が深い。


「休むことも許されず、笑うことを止められて・・・・」<確かにそのくらい余裕はないな

「はいつくばって、はいつくばって」<やった・・・・今日はそんな感じだった

「一体何を探しているのか」<途中で見失うこともあるけど、今日のは別だぜ(苦笑)

「探すのをやめた時、見つかることもよくある話ね」<まぁ、言われてみればそうなんだけど

「踊りましょう♪ 夢の中へ行ってみたいと思いませんか〜♪」<騙されねぇぞ!!


マジで、踊ってる場合でもないし、逃避行も許されない。
せめて、オーアエのところに行くまでの間に、プロットノートを発見したい!!

↑書きたいのに書けないなんて・・・・(情けない)

サヨコは言う。

「待っている人がいるんだったら、多少お金がかかっても、
書いたほうがいい。その方がいいに決まってる。」


殊勝な言葉だ、全く。あたくしは彼女に足を向けて眠れないだろう。
そして、思い直すのだ。
前に書いたプロット通りに原稿が進むとは限らない。あの時はコレが最高だと思って立てた筋書きも
今、見てみたら、くすんで見えるかもしれない。
じゃあ、もう一度、最初から白紙の状態に戻して書けばいいだけのことじゃないか。
あたくしは、探すのをやめた。

↑井上陽水のうそつき・・・・(-。-) ぼそっ

オーアエに、ここのところ如何に調子が悪かったかを伝える。
そして血圧を計ってもらう。
今日は全天、低気圧に覆われていて、空気が重い。
そしてあたくしの血圧も、いつもより低い。
クリニックにいる間に、また調子がガクンと悪くなる。
パッヘルベルのカノンを電子ピアノの音をストリングスに変えて、ゆっくりと弾き続けた。
ピアノなんか、弾けないくせに、楽譜があったから、それを擬えて
何となくゆっくりと弾いていた。
この間も、あたくしの頭の中では、小説のプロットのことでいっぱいで、余裕も何もあったものじゃなく、
先方に打診されてからでないと筆が一向に進まない自分が本当に情けなくて、
涙が出そうになっていた。
題名はもう決まっている。100号に載せたヤツの続きだから。
副題も決まっている。コレだけは譲れなくて、ガツンとした印象で頭に残っているから。
ただ・・・・書き出しをどうしたものか、それが定まらない。
コレを逃すと、2号連続原稿を落とすことになる。
それを思うと、不安は募る一方で、でも、ゲージツ家たるや、皆こういうもんだ( ̄^ ̄)
みたいな、妙な達観もあったりして、変な気分だった。


外は雨。
だけど、あたくしの頭の中は「夢の中へ」から、「氷の世界」に変わった( ̄∇ ̄;)

「窓の下には林檎売り〜♪ 声を嗄らした林檎売り〜♪」

「きっと誰かが林檎売りの真似をしているだけなんだろう〜♪」

「・・・・吹雪・吹雪・氷の世界〜〜〜〜〜〜〜!!!」


井上陽水のこういう意味のない歌詞が好きだったりするアサミンジャー
そして、今日も、わけもなく不安に襲われて、眠れなくなったりするんだろう。
この歌詞に擬えれば、きっとあたしは誰かの真似して眠れない振りをしているだけなんだろう。

オーアエが本日どんな無責任な毒舌を吐いたかは、また後日。
今日はホントにそれどころじゃなかったのだ。
・・・・って呑気に日記なんか書いているけれど、一刻も早く、原稿を起こさなければならないのだ。
生の原稿を・・・・。
それを、WRDか何かで起こして、メールで送れば早いのだが、
WRDで起こしている時間が憚られる。
そう。
生きた文章は、手書きの中で生まれる。
そして、それは縦書きでなくてはならない。





【追記】
あのまま、放置しておくのも癪だし、どうにもこうにも治まらなかったので、
前にあたくしがお泊りに出ている間にこの部屋を掃除したと思われる、
サヨコに恐る恐るお伺いをたててみた。
同じ形のノートを見せて、「こういうのなんだけど・・・・」と。

そしたら、あのヤロウ(一気にヤロウ呼ばわり)、あたくしが相当困っているのを見かねて、
というか、面白がって、あたくしの自室に駆け込んできた。
そしたら・・・・

↑井上陽水様、ごめんなさい

その後、親子で爆笑しながら「夢の中へ」をフルコーラス熱唱し、
そしてサヨコは、部屋の汚さに散々お小言を垂れて、階下へ戻っていった。

しかし・・・・。
腑に落ちない点だらけである。
あたくしが、プロットのノートをあのような場所に置くことは100%ありえない。
部屋の掃除をされてしまったことで、あたくしの部屋の散らかりぐらいの秩序が乱れてしまったのだ。


まぁ、見つかったのでよしとしよう。
しかもこのノート。書き出しだけのメモ書きのみかと思いきや、ほぼ全文が仕上がっている。
明日から、執筆にかかれる〜♪ 嗚呼、よかった。
・・・・諦めたから見つかったのか?
歌詞の通りじゃないか??(爆)

じゃあ、踊りましょう♪
そして、薬飲んだので、夢の中へいってみたいと思いま〜す♪

あさみ


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