行こうと思えば行けなくはない状態ではあったのだけど、行かないことにした。今日は絶対に稽古でへまをする・・・・歌はともかく、ダンスはとても踊れる気がしない。と、いうのも・・・・。昨日の日記に書いた、例の左前腕部のしこりの件だが、あれから病院に行って診てもらってきたのだ。それこそ、何かの腫瘍だと本当に落ち込むし、そうなると多分、この夏、あたくしは本物のひきこもりになりそうだったので、とにもかくにも、しこりの正体だけは明らかにせねば、というコトで、サヨコも心配してくれて、土曜の午後診療もやっている近くの病院を探して、そこへ連れて行ってくれたのだ。「今までもさぁ、何か始めようとすると、必ず邪魔が入ったじゃない?今回もさぁ、『運命』じゃないけど、ミュージカルのこともあるでしょ?ここでおかしな病気とか怪我とかだったら、それこそあんたが立ち直れんくなるんやないかと思って。」いつになく、勿体無いくらいに殊勝な言葉だ。あたくしは、ただ単に、痛いのと不気味なのを拭い去りたいだけだったのだけど、母親は、こんなふうにまで心配してくれていたのだ。ホント、ありがたい。診断結果は、レントゲンとエコーによってすぐに出された。「エコーでは皮下に境界不明瞭の15×1.1ミリの結節。レントゲン写真では異常を認めません。」わざわざ、エコーの写真を貼り付け、大きな字でPCからプリントアウトしてくれた診断結果が手渡された。小さな病院だと思っていたのに、すげぇ親切!先生は、阪神の伊良部にそっくりで(爆)、ちゃっちゃか診察してくれるいい人だった。「あぁ、これはどこかにぶつけましたね。」「覚えがないんですけど・・・・それに、しょっちゅうぶつけるんで。ぶつけた時はいつも赤くなるか青くなるかで、すぐわかるんですけど、今回のは・・・・ちょっと不気味で。」「多分、このしこりは結節ですね〜。一応、レントゲンとエコーで見てみましょう。」「はぁ・・・・。」「のぎの森クリニック・・・・あぁ、阿比留先生のところに行ってらっしゃるのね。」「えぇ。」「アモバン、レンドルミン・・・・と(カルテに書く)」先生・・・・それって、あたくしがその眠剤系の薬で寝ぼけてぶつけたことにしたいってことよね??あたくしは、そう言いたいのをグッと堪えて、レントゲン室に行き、別室でエコー写真も撮ってもらった。そして再び診察室。「炎症性の結節ですよ。内服薬で溶かしきることが出来ますから、1週間、お薬を飲んでください。で、1週間様子を見て、まだ痛いようでしたらまた来てください。痛くなくなったらもう結構ですよ♪」「飲み薬ですか??」「酵素で、しこりを溶かすんです。心配いりませんよ。のぎの森のお薬と並行して飲んでも大丈夫な薬ですから。」「そうですか。ありがとうございます♪」酵素パワーで結節を溶かす・・・・まるでどこかの洗剤のCMみたいな薬(爆笑)。あたくしは油汚れか!!!!!!そんなわけで、不本意なことではあるが、日に3錠も薬が増えたアサミンジャー。まだ服用1日目なので、効果はない。でも、あの病院の先生はすごい親切で、「2週間後『必ず』来て下さい。」とは言わなかった。痛くなくなったら、来なくていいですから〜♪というのが気に入った。今度からどっか怪我したら、あそこに行こっと♪いつものクセで、机などに左腕を置こうとすると激痛が走る始末( ̄∇ ̄;)昨夜、試しに、自室でアップとアンバーの姿勢をとってみた。い・・・・痛い。そしたら、わけもわからず不安になって、急に息が浅くなり始めた。また発作だよ・・・・(トホホ)。3日連続の発作は体に堪える。そして、それに伴う不眠。そしてそれに伴うぷよ2への巻き込み電話( ̄∇ ̄;)多分、彼は、口では「いいよ、いいよ♪」と言ってくれてはいるものの、あたくしはハチャメチャな理由で真夜中に電話をかけるので、凄く迷惑だろうなと思う。昨夜だけで、覚えている限り、発作は3度は出て、その度に吐き気がして、でも吐けないものだからそのまま我慢しているんだけど、そうしているうちに次の発作が出て・・・・というのを繰り返し、眠れたのは午前5時過ぎだった。この時に、もう、休んでしまおう!! と決心した。要求される振付も満足にこなせず、いくらハンディとはいえそんな姿を演出家たちに見てもらいたくない。オマケに、日々の不摂生や自己管理の不十分さが露呈されては困るのだ。早めに手を打って、ここらで一旦休息をとり、新たな気持ちで来週からリセットして稽古に出ればいいだけの話なのだから。あたくしは、こういうところで「いい子ちゃん」だから、サボるということに凄く罪悪感を感じるのだけど、今日の場合は仕方がない。自分にもそう言いきかせることにした。だって、腕が上がらないのにダンスのレッスンなんて無理だもん。発作の頻発で夜もろくろく眠れていないのに、歌や本読みなんてこなせないもん。単なる徹夜の寝不足なら、多分無理をしてでも行っただろうけど、それとはまた話が別だ。しかしあたくしは、昨夜また、発作の苦しみから頓服に頓服を重ね、累計21錠の薬を飲んでおり、最終的には、頓服薬ではない睡眠導入剤まで飲んで、とにかく体を休ませる手段に出ている。この薬効が切れるのは、多分、稽古が終わる頃だろう。リタリンを飲んで、景気づけと勢いで参加する・・・・というのも考えたが、それで腕の痛みがなくなるわけでもないので、そんなバカなことに薬を使うのはやめた。それにしても、ここ数日、発作が頻発してるなぁ・・・・。最初のうちは、「ただの過喚起だもの」と毅然としていられたあたくしも、終いにはどうしようもなくなって、「このまま消えてなくなってしまいたい」とか「あぁ、もう何もかもどうでもいい」とか、考えがあやふやで危険な方向に走り出しているのに気付いた。多分、いつものクセでかけたぷよ2への電話でも同じことを言っていたのかもしれない。昨日は、夜中にフラフラと階下に降りていったまではいいが、30分間、ぶっ倒れ、自室に帰還できなかった(核爆)。板の間で硬直状態( ̄∇ ̄;)ネコたちは不穏そうににゃあにゃあ鳴いていたが、家の中で唯一助けてくれるはずのサヨコは爆睡中・・・・( ̄∇ ̄;)発作の山が遠のくのを待って、やっと自室まで這いずり上がってこられた。いくら発作とはいえ、家族も友人も恋人も充てにならない。自分のリズムは自分で把握せねば・・・・。頭の中でわけのわからない、殺戮劇場がグルグルしても、最後の最後・・・・ギリギリまで理性の欠片は残しておかねばならない。左腕に力が入らないので、階段の昇降ひとつとっても、いつもの発作とは勝手が違う。今まで使ってこなかった右に全ての重心をかけて、何とか事無きを得たが、このしこりがある限り、発作が出ると、何が暴走するかわからないな・・・・そう思った。誰かが良かれと思って左腕をつかんだら、多分、暴れると思う。・・・・ハンパなく暴れると思う。・・・・推測の域は出ないけれども、多分、相当暴れると思う。↑アゴラフォビアだから、仕方ないんだけど。つい最近まで、プールとか花火とか行きたいなぁ〜♪と思っていた。が、世間が夏休みに入った途端、あたくしのそういう気持ちは全部失せてしまった。考えるだけで、気持ちが悪くなってしまう始末で、せっかく、ぷよ2にも「行きたいな〜♪」と言っていたのに、こっちの勝手な都合で、今度は「絶対に行きたくない!!」になってしまった。映画も、買い物も、プールも、海も、花火も、すごく行きたかったはずなのに、今や絶対に行きたくない。できることなら避けて通りたい。人混みが嫌・・・・という理由だけでなく、外へ出て行くのが嫌・・・・というシステムに切り替わってしまった。そんな我侭なあたくしに、ぷよ2は「別に、そこらのレンタルビデオ屋で何か借りてきて、鑑賞会したっていいじゃん♪」と、色々な提案を差し向けてくれるが、そこまでしてあたくしと一緒にいる必要ってあるんだろうか・・・・?そんな疑問がわいてくると、話していたいはずなのに電話が急に億劫になる。もう、何もかもがハチャメチャで、自分でもどう説明していいのかわからない。それなのに、ぷよ2は大して気分を害した様子も見せず、辛抱強く、あたくしの話につきあってくれる。すごいなぁ・・・・。ぷよ2オススメの無人島まがいのいい海があるらしいのだけど人がいないからいいっていうわけじゃない。↑自分でも全く以って呆れた話( ̄∇ ̄;)あたくしの生活に、色々と変化をつけてくれることに関しては本当に一所懸命になってくれる彼だが3日も連続で発作を起こしていると、また今日も起きるんじゃないか、出先で突然、息が浅くなるんじゃないか・・・・と、そんな不安ばかりが付き纏ってとてもじゃないけれど、外出する気分になれないのだ。お茶を飲むだけにも神経を擦り減らし、気分転換をしているのか、新たな緊張を招き入れているのか全く以って本末転倒な話になってしまうことも、これまで随分あったからだ。かといって、同じことが今年、今月、今日、この時間に起きるとは限らない。でも、この時期、毎日が怖くて怖くてたまらなくなるのだ。