| 2003年07月18日(金)
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嘔吐方法さえ知っていれば |
本日。 早朝・・・・といっても、目覚めたのは8時半。皆々様におかれましては 出勤、登校にお忙しい時間帯の出来事。 とはいえ、ここにおわすアサミンジャー、昨夜は薬を6錠も追加し、累計21錠も飲んだにも拘らず、 5時間弱しか眠れていないのであった。 不本意である。
目覚めてしまった原因は至極単純明快で、吐き気を催したからである。
昨日の夕方の発作。その後、ずっと息も浅く、 何をどれだけ食べたかもうっすらとしか覚えていないのだけど、 とにかく、猛烈な嘔吐感で目が覚めてしまった。 アモバンを追加したせいで頭は痛いし、足元はふらっふらで、いかにも危なっかしい。 トイレに駆け込もうにも、危ない状態だったので、 薬局で薬を入れてくれる、スーパーの袋みたいなビニール袋をさっと手にとって、 その中に、もう呑み込めなくなった唾液を全部吐き出した。
「虫唾が走る」という言葉がある。 虫唾、というのは胃液のことで、上記の語義は、その胃液が喉元にまで逆流するかのように 気持ちの悪いこと、ムカムカすること・・・・という意味である。 あたくしの吐き出した「虫唾」はそれ以上に何も拾ってはこなくて、 吐き出した唾液は、口の中にわいた単なる唾液なのだから、呑み込めないわけなどないのだけど、 それすらもかなわず、全部出してしまった・・・・とこれが今朝の経緯なのである。
如何せん、あたくしは吐き癖というものとは縁遠く、 食べたものは、ほとんど全部、胃腸の消化に任せてしまっている。 指で舌の根元をグッと強く押さえると、吐きやすいらしいが、 いくら嘔吐感が強い時でも、それですらあたくしは胃から物を吐き出せないのだ。 困ったものだ。 胃腸が弱っている時などは、吐いてしまって胃薬を飲んだ方が身体への負担も少なかろうに、 吐けないばっかりに、余計に苦しい思いをするのである。
無論、吐けないあたくしは、摂食障害とも縁遠く、 拒食・過食に走らないだけマシとも言えるんだけど、 こういう時くらい、上手に吐ければ、もっと生活が楽になるのになぁ・・・・ 本気でそう思った。
今もまだ、気持ち悪い。 朝、小さなクロワッサンを1個と麦茶を摂取。 その後、安定剤の流れに任せて、爆睡をかました。 さっき、ヨーグルトと小さなカップに入ったチーズケーキもどきみたいなものを食べ、 アイスコーヒーを少し飲んだ。 多分、もう今日は、これ以上食べられないと思う。
昨日の発作は、今日の天気を予想してか、さっきから雨が降り出している。 こう、どんよりと重く湿った空気の中では、あたくしは本当に参ってしまうのだ。
夕方まで爆睡したので、今夜は眠れないのを覚悟で、過ごそうかと思っている。 躍起になって薬を飲んでも、効かないことくらい、長年の経験でわかっているし、 本日の摂取睡眠量は、十分に満たしているからだ。
よく眠ったとはいえ、体は重い。加えて胃も重い。頭もずんと重苦しくて痛い。(寝すぎか( ̄∇ ̄;)) リセットボタンを押すように、全部なかったことに出来ればどんなにいいかと 吐き方を知らないあたくしは、一方向へしか伸びていない自分のベクトルを恨むのである。
吐き気がある時は、酸っぱいものでリセットしたくなるというのは本当で、 あたくしも今朝、本当は麦茶じゃなくて、ついこの間まで冷蔵庫に存在していた グレープフルーツジュースを飲みたがっていたのだ。 うぅ・・・・妊婦のよう( ̄∇ ̄;) で、サヨコに、グレープフルーツのゼリーならあるよ、と言われたのだけど、 その時点で、あたくしの食欲はすっかり失せてしまい、 もう、麦茶でいいや・・・・になってしまった。 食べるのにも体力が要るからである。 そして・・・・
風邪薬も、グレープフルーツジュースなどでは絶対に飲んではいけない、と、 昔、テレビでやっていたのをよく覚えていて、じゃあ、眠剤とかはどうなんだろうと 体を張って試した結果、今朝のような有様になってしまった事がある( ̄∇ ̄;) なので、飲みたい、食べたい、とかいう衝動の前に、 グレープフルーツは投薬者にとっては鬼門なので、なるべく避けて通らねばならない。 特に、嘔吐方法を知らないあたくしのような人間は、余計に苦しいだけなので尚更だ。
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