2003年07月17日(木)
「一緒に暮らさないか?」/「何からそんなに逃げ続けているのさ?」


「一緒に暮らさないか?」

惚れた男に言われれば、すぐにでも! 卒倒寸前な昇天状態できっとこの言葉を受け止めることと思う。
本日、この言葉をあたくしに言ってくれたのは、素敵な殿方でもなく、ぷよ2でもなく、
昔仲間の、ミズエ(仮名)であった。

彼女は今、友人とルームシェアをしているのだが、その友人が、ひょっとしたら
出ていく可能性があるかもしれない・・・・あたくしがひょっとして、期間限定でもいいから
この部屋に越してきて、一緒に暮らしてくれるのならば、一考してくれないか?
彼女の言い分はこんな感じであった。
そんな彼女。今どこに住んでいるかというと、池袋からほんの二駅ばかり入った所。
・・・・東京に戻れるのか、あたくし。
そんなことが脳裏を過ぎった。

しかし、来年の2月までは大垣にいるということはもう自分で決めたことだし、
それからの展望を今は考えられる状態ではない。
結婚も出産も「待った!」がかかっていて、色々な意味ですぐに再上京を決めるだけの
度胸も理由もないのであった。
しかし、ミズエからわざわざこうして電話がかかってきたにはきっと意味があることだろう。
普段、ほとんどといっていいほど、連絡を取り合っていなかったんだもの。

彼女もあんまり具合のよろしくない人なので、そのあたりのところを打診してみる。
すると、今は生活を忙しくしているので、自分に対しては凄くアバウトになったのが功を奏してか、
クリニックに通うのも半年に一度程度になったのだという。

あたくしはまだダメだ。
もし東京に越すのであれば、信頼できる医者を見つけ、
今の医者(=オーアエ)に紹介状を書いてもらって、
都条例32条適用患者として受け入れてもらわないと、あっという間に生活が破綻する。
今、薬無しではとても生活できない。
上京したらしたで、それなりに日々過ぎていくのかもしれないけれど、
いきなり、今まで飲んでいた薬を断薬するとなると、身体へのダメージも大きい。


そして、一番のリスクは、上京したところでちゃんと芝居が打てるかどうか・・・・
という点である。
2月まで大垣に留まるとなると、最悪、売込みをかけるのは自分が30歳になってからということになる。
それまでに、コンスタンスに舞台や仕事をこなしていれば話は別だが、
全くのフリーで田舎にこもっていたこの3年のブランクは、かなり大きい。
どこかの事務所に所属するにも、新しい仲間と芝居を打つにも
リスクが大きく、そしてタイミングの見極めも難しい。

すぐに返事をくれと言っているわけじゃなく、もし上京する気があるなら考えておいてくれ。
ミズエはそう言っていたが、
目の前にエサをぶら下げられて、あたくしはそのエサに飛びつけばいいのだけど、
妙な知恵がついてしまったのと、恐怖心からか、本能オンリーでそのエサに飛びついていけない。
全く以って困ったもんだ。

↑自分で自分がわからない・・・・( ̄∇ ̄;)





「何からそんなに逃げ続けているのさ?」

この前の診察で、オーアエにそう言われた。
わからないけれど、今までの人生、消去法だったあたくしは、逃げるのに慣れてしまっていて、
本当に逃げたいものがあったはずなのに、その本質を見失いかけているようだ。

その証拠といってはなんだが、ついさっきまで、過喚起発作でぶっ倒れていた。

今も、その影響が少し残っているので、タイピングが危うい( ̄∇ ̄;)

どうして、自分の発作を「パニック」と称さずに、ただの「過喚起発作」と言うか・・・・。
今日、その答えはハッキリと明記できそうです。
不安因子が何もないにも拘らず、発作が出たみたいです。
発作が出ている途中も、「死ぬんじゃないか??」 とかいう代表的な不安因子はなくて、

「いつものことだもん・・・・呼吸をやめなきゃ死ぬことはない」 とか

「しびれてきたけれど、これは血中の二酸化炭素濃度が今、急激に下がってるからだ」 とか

「不安は・・・・ないなぁ・・・・?」 とか

いちいち、頭の中で整理整頓したことばかりが出てきた。
不安のない状態で、このように呼吸回数が異常に増えて、血中酸素濃度が異常に上昇するのは、
パニック障害とは言わない。
オーアエも、随分前にこの病名を取り下げた。

しかし、どうやら、あたくしには先天的か後天的かどうかはわからないけれど、
「逃げ出したい何か」があるらしく、常にそいつとの葛藤で人生が進んでいっているようだ。
それで、今まで何とか旨くいってきたものだから、
本人も「逃げている」なんて考えもしなかったのだけど、
実際に逃げ場がなくなって、過喚起を起こしているのだから世話がない。
逃げ場がないから、自分の身体を動けなくする「理由」を無意識のうちに探り出して、
発作を重ねることによって、逃げているのだから、本当に世話がないと自分でも思う。

今日も発作を出しながら、「あたくしって今、何かから逃げたいって思ってんのかしら・・・・?」
と至極冷静に脳みその中では考えていたくらいだもの。


どうして過喚起が出続けるのか、医者もあたくしもわからない。
ここしばらく、沈静化を見せていたが、暑くなりだすと共に、途端、回数が増えた気がする。
微熱は下がらない。たまに高熱になってあたくしを困らせる。
よく家では、家具との衝突があり(爆)、あたくしは自分の知らないうちに
体のどこかに青あざを作っていたり、擦り傷があったりするのも、珍しくない。

嗚呼・・・・辛気臭い(苦笑)。

発作の後は体がだるく、何をするのも嫌で、まだ食事もとっていない。
食べなくていいのなら、食べずにおこうかと考えたが、
そうすると、またサヨコが怒ったり心配したりするので、
そこらへんの体裁もきちんと整えておかねばならない。

↑なかなかうまくはいかないものだが( ̄∇ ̄;)

こんな状態で、結婚、出産、果ては上京って、アンタ・・・・( ̄∇ ̄;)
全然、夢と現実の区別がついてないじゃん!! って感じなんだけど、
実際問題としてふりかかってきているのは事実なので、しっかりと考えたいとは思っている。

あんまり根を詰めすぎると、さっきの名残で、また息が浅くなりそうな予感。
今日のところはこのへんでやめにしておこう。
逃げるんじゃなくて、少し小ずるく生きた方が、身のためだと考えたので、
それを実践しようと思います( ̄∇ ̄;)

あさみ


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