| 2003年06月05日(木)
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島谷ひとみはいつまでもつか? |
最近、嫌ぁ〜な意味で、気になる歌手がいる。 言わずもがな、島谷ひとみである。
演歌で泣かず飛ばずだった彼女が、ジャネット・ジャクソンのカヴァーソングで助走をつけ、 ヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」でとうとう大ヒットをかまし、 それで今度は、竹内まりやですか・・・・。
呆れてモノも言えませんわ。
この一つ前に出したオリジナルの曲は、大して売れなかったような気がする。 ・・・・で? またカヴァー?? 歌手じゃなくて、カヴァー歌手とかいうジャンルが確立しそうだな。 まぁ、ちょっと前(90年代前半)の名曲は新しい形になって、色々な人たちがカヴァーしていて、 それはそれで、大変結構だとは思うんだけど、島谷ひとみはやりすぎだと思った。 だって、オリジナルで売れてないんだもの。 これが、何か一つでもオリジナルの曲で売れているのがあれば、カヴァーも納得いくのだけれど こう続くと、ハッキリいって、ヒク。
竹内まりやといえば、うちらの世代よりもちょい上くらいの女性たちの心を鷲掴みにした ある意味で、中島みゆき、松任谷由実などと並ぶ、ヒットメーカー。 昨今の中高生のお母さんくらいがターゲットだったりする。 商戦略見え見えのこのやり方に、あたくしは今ひとつ納得していない。
島谷ひとみには罪はない。 彼女にカヴァーばかりを歌わせる、レコード会社や事務所の方針が面白くない。 オリジナルでもいいから、年代を超えた面白い曲を作ることに専念した方がよろしくなかろうか? 昔、Kinki kidsが「ガラスの少年」でメジャーデビューした時、 この曲は、何と40代過ぎのおじさんたちの間で大ブレイクした。 何故なら、自分たちの時代に聴いてきた曲ととても雰囲気が似ていて、 しかも、余計な英語が入っていないから聞きやすいし、カラオケでも歌いやすい。 そういう理由で、次々に発表される新曲にも、おじさんたちはガッツリ食いついてきた。
これはいいと思う。
オリジナルだし。
インディーズからどんどん新しいバンドが輩出されてきて、音楽業界もある意味で活気づいてきたけれど この波も、あと2年持てば上等な方だろう。 次は何が流行るのか、期待しておこう。
そんなわけで、昔の名曲が見向きもされなくなるのが早いか、島谷ひとみが潰されるのが早いか、 どちらにせよ、彼女の歌手生命の寿命も、このままでいくとあまり長くはないような気がするのは あたくしだけでしょうか・・・・?
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