| 2003年05月31日(土)
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今日のサヨコ/ここほれワンワン |
毎回、毎回、もはや珍獣めいた天然ぶりを発揮して、この日記にも長年に渡り、 ネタを提供し続けていてくれている、わが母・サヨコ・・・・。 彼女の生態の一番の特徴として、「自分のことを棚に上げて、他人の天然を笑う」というのがある。
お隣のノリコさんのことでバカウケしていたかと思うと、 自分の姉である、チカコやヨウコについても、ネタがあれば拾ってきて、大して何でもないことなのに ゲラゲラ、一人ウケしている( ̄∇ ̄;)
しかも・・・・・・・・。 誰も見ていなくても。 ( ̄∇ ̄;)( ̄∇ ̄;)( ̄∇ ̄;)
たまに、あたくしに報告に来るときはまだいい方で、 どうかすると、一人でテレビを見て、一人でゲラゲラ笑っている。 誰か一緒にいるのかいな・・・・? いや、お客さんが来た気配もなし・・・・ と、彼女のいる部屋を覗くと、大概、ひとりで笑い転げているのである。
よくドラえもんで、のび太が不自然なほどに漫画を読みながら笑い転げるシーンがあったりするが、 程度でいえば、あれの実写版レベルみたいなもんだ。 ・・・・要するに、かなりヤヴァい(爆)。
そんな本日。 実は、今度の月曜から1泊2日で下呂温泉に姉妹4人で出かける、あの天然軍団(4姉妹)は、 それぞれウキウキ気分で旅の支度をしている。 何やら隣の部屋でごそごそ音がしているなぁ・・・・と思った途端!!
「うきゃきゃきゃきゃきゃ〜〜〜♪」
もう、コレは笑い声とかではなく、奇声に近い不気味な雄叫びであった。 無論、サヨコである。大きな独り言まで聞こえる始末( ̄∇ ̄;) で、あたくしの部屋に報告に来た。 とりあえず、報告に値するだけの何かが起きたらしい。 しかし、隣の部屋は今は物置状態で、物色したところで、冬物夏物・布団その他が ごちゃごちゃおいてあるだけのはずなのに・・・・一体何が起きたというのか??
「ねぇねぇ、このくらいの大きさのポーチない?」
「何に使うん?」
「温泉に行くとき、化粧品とか入れてくヤツ。」
「ちょっと待ってな・・・・【押入】ヾ(-_-ヽ)ゴソゴソ・・・・こんなんでいい?」
「あぁ、コレいいわ♪ 借りてくわ♪」
ちょっと待て!! そんだけかいっっ!! 何事もなかったように、奇声の真実を明かさぬまま、あたくしの部屋を去ろうとしたサヨコを あたくしは大慌てで引き止める。
「なぁなぁ、さっき何を一人で笑っとったん?」
「あぁ、あれ? ヘヘヘ〜♪ ・・・・実はね。」
と、サヨコは、自分のポーチの中から紙幣を取り出してヒラヒラさせた。 かなりご機嫌・・・・( ̄∇ ̄;)
「今、化粧ポーチがなかったか探しとったら、ここの中から札束が出てきた♪」
「何ぃっっ!!??」
「あっげなっいよ〜〜〜♪」
「( ̄∇ ̄;)いくらあったん・・・・?」
「ひっみつっだよ〜〜〜ん♪」
・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
サヨコは、その札束(推定10万あるかどうか)をヒラヒラさせながら、 あたくしから化粧ポーチを奪い取り、スキップ気取りで階段を降りていった。
さすが天然・・・・( ̄∇ ̄;) 昔、自分で別に小分けしておいた小遣いか何かを見つけただけでこの騒ぎ。 多分、財布を変えたり何かした時に、手近にあるボロいポーチに突っ込んだのだろう。 で、そのまま何年か忘れていたんだろう。 しかし、あの喜びよう・・・・。
元々、自分のお金と違うんかいっ??
今日も他人の天然を笑いつつ、自分の天然にはちっとも気づかないサヨコなのでした。
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