ダメ大人の日常
 御神酒蔵



 その芳しき香を満喫せよ。

ワタシは結構鼻が利きます。比喩的表現でなく純粋に嗅覚として。
美味しい匂い、芳しい香り、あまり嗅ぎたくない臭いまで。
多少、風邪で鼻詰まりしてようと、よっぽどの事態でなければ
この自慢の嗅覚はそれなり働いてます。

でも、コレッてそんなにいいこと?

と、ふと思う。
そりゃ〜。嗅覚が鋭敏という事は美味しいものをより一層
美味しく味わえたり、美しい花を視覚だけでなく楽しめる訳だから
悪いことではない。

でもさ、臭いを感じるシステムって、確か臭いの粒子が
鼻の粘膜にくっついてその信号を脳が感じ取る?
とか、そんな話だったような気がする。
専門じゃないから良くわかんないけど。
好ましい匂いならいいけど、そうじゃない場合はチョット考えたくない。

これから暖かくなると人体の発するさまざまな臭いを感じ取ったり
嗅ぎ分けちゃったりするわけだし。
職場でも、前日に呑み過ぎた人や、にんにく、キムチなんかを食べた人を
嗅ぎ分けちゃったり、それだけじゃなくお風呂嫌いのM次長がどれだけ
お風呂をサボってるか嗅ぎ取っちゃったりする訳だ。

で? どうよ?

コレって決して嬉しくないことだと思わない?
職場の人も落ち着かないよね。 飲んだ翌日に、いちいち

「あ、昨夜呑み過ぎたでしょ?」とか

「ウッ! にんにく食べたでしょ〜〜?」とか言われちゃうんだから。

え、言わなきゃいいって? いや、言わずにはいられない。
過去の自分の所業を棚に上げても、言う。 だってクサイから!!

…職場の悪臭ハンターとしてのワタシの所業は置いといて。
現在、大変目に染みる臭いが職場に充満してます。
臭いの発生源はコンピューターの設定をしに来た若いおねぇちゃんです。
20代前半、黒のスーツに身を包んだ如何にもその業界っぽい人。
別に酒臭いとか、口臭いとか、腋臭いとか、足臭いとか、
そ〜〜ゆ〜〜んじゃありません。 一応女性ですからね。
その点は気をつけているのでしょう。 当然です。

では、何が臭うのか?

仕事柄職業病なんでしょう…肩こり。
某・アンメルツ。 
いわゆる筋肉消炎鎮静剤系の独特の香しい芳香。
匂うを通り越して目に染みます。涙目になってきました。
他の同僚は感じてないんでしょうか? 
もはや、コーヒーの香りすらわかりません。
せめて昼休み前に作業が終わらないかなぁ…と、切実。
刺激臭で鼻が麻痺したまま御飯なんていやだぁぁぁ!!!!





…あと5分。プリンターに不具合発生。無理だよね。ちぇっ…


2001年03月22日(木)
初日 最新 目次 HOME