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ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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My追加

2001年07月08日(日)
楽しげな人々

昨夜は結局ほとんど眠れなかった。
12時には床に着いたのに、3時間ぐらいごろごろと布団の上で転がっていた。
なにがなんでも寝なくては、何が何でも7時には起きないと。

そして7時にはきちんと起床。
案の定、寝起きの私は力一杯寝ぼけていた。

「まずは眠気覚ましにブラック珈琲を一杯」
インスタント珈琲のビンを取り出しスプーンに一杯、二杯・・・コトン。
畳の上に広がる珈琲の粉。

「あ、落ちた。寝起きってよくこういうミスするよね。」
ちっとも慌ててないところが寝ぼけてる私らしくてアホ。
台所から大き目のスプーンを持ってきて畳についてないうえのほうだけを救い、元に戻す。
後の分は諦めて掃除機で吸い込む。

長い珈琲になった。

その後、地下鉄今出川駅で偶然の再会(と言うほどでもない?)を2回するが、それは割愛。


JR神戸駅にて藤原氏と合流。
今日もいつもどおり藤原氏と岩登りなのだが、今日は新メンバーが2名追加。
藤原氏がバイト先(私のバイト先ってことは藤原氏の勤務先ね)〜スカウトしてきました。

篠山君(仮名)と宮内氏(仮名)ことミヤッチ(仮仇名)。

篠山君は私より1つ上の学年。
自称就職浪人。

宮内氏は・・・何してる人だっけ?
とにかく現在はフリーター状態かな?
おもろい人なのだが、自分のことを「ミヤッチって呼んで♪」等と呼び、
間違えて「ミヤッチー」と呼ぶと怒る(笑)。

なんとなく藤原氏がこの二人をスカウトした理由は想像がつく。
均整の取れた身体をしており、なおかつそこそこ根性がありそうだからだ。
根性のない奴は山にも岩にも向かない。
これはきっと私の周りの人々の総意ではないだろうか。

それはともかく。

藤原氏の車でJR神戸駅から約1時間。
六甲山は保塁岩に到着。

・・・・・。
そして絶句。
なんだこの駐車量は・・・・。

そう、今日のように梅雨の中休みにして晴天の日には、
どうやら近郊のクライマーのみなさんが集まっておられるようなのだ。

でもまぁ、そこで諦めたらいけない。
なんとかすいているルートを探して登らなくてはいけない。
まずは、藤原氏による、篠山君とミヤッチへの初心者講習会。

ロープの結び方、その他道具の使い方について簡単に講義。
二人は熱心に聞き入る。

「じゃぁ、この辺から行こうか。」
藤原氏、運動靴でも登れる簡単なルートを指定。
通常、クライミングシューズという足にぴっちりはまる専用の靴で登るのだが、
ここで登ったのは超入門者向けのルート。
はっきり言って、ここにいた全員ロープなしでも登れるだろう。
が、それはやらない。
練習やもん。

数分後、思った通り才能を感じさせる登りを見せたミヤッチと、
元ワンゲラーの意地を見せた篠山君。

その後も混んでいる中なんとかやさしいところを2〜3本は登ったのだが・・・
どうやら時間のようだ。
笹山君とミヤッチは6時にはバイト先に戻らなければならないらしい。


帰り道、後ろの座席で篠山君とミヤッチは眠りについていた。
随分疲れたのだろうか、気持ちの良さそうな寝顔だった。

「寝てますね。」
「この程度で情けない。」

そういいながらも藤原さんの表情は楽しげだ。
「でも藤原さんは物足りなかったでしょう?」
「うん。」

結局今日はコーチばっかりで、藤原さんは実力相応のクライミングはできなかった。
私は、まぁそれなりにちょっとした収穫はあったものの、
藤原氏は忙しい仕事の合間のせっかくの休み、これでよかったのかなー。

しかし、まぁミヤッチのやる気といったら、

「今度クツ買いに行かな!」
言ってるぐらいだ。
うかうかしてたら追い抜かれてしまうがな。

この二人が上手くなったら藤原さんももっと面白いことが出来るだろう。

でも、後ろの2人ら会社に戻ったら、またすぐ紀ノ川へ向けて移動なんだなー。
多忙の合間の余暇を一生懸命楽しんでる、そんな感じの人々ですね。
あ、私もか?



<次回予告>

皆さんお待ちかねぇ!
ついにやってまいりました、前期末試験期間!
これが私にとって学生生活最後の試験になるのか?
はたまたもう半年拘束されることになるのか!?

果たして私の勝算は?

次回
「ファイナルバトル(1)〜韓国NIES化の苦悩〜」

ご期待ください。