
ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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| 2001年06月15日(金) ■ |
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| よい先生、ワルい先生、フツウの先生(2) |
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大学には色々な先生がいます。 よい先生、ワルイ先生、フツウの先生。 もちろん、好きな先生、嫌いな先生、どうでもいい先生も。 その日何らかの意味で気になった先生をご紹介するこの企画。
今回はワルイ先生編。 世間様で言われるよい先生と意味合いが一致するかどうかは別として、 とにかく私が独断と偏見で評価する嫌いな先生です。
第二回:ワルイ先生編 「関西人のレベル」
2時間目の話です。 授業開始時間から5分が過ぎました。 いつも授業時間前に現れる先生が今日はまだいらっしゃいません。 この先生出席を取るので(3分の2出席すれば、試験0点でも単位取得可)、 それ目当ての学生がざわつき始めました。
なんだか月曜日と同じ始まり方ですが偶然にもそうだったのだから仕方ない。
やがて先生が現れ前の席にプリントを山積みにします。 今日の分のレジュメだから各自取りに来いということらしい。 仕方なく重い腰をあげながら前まで取りに行く。 たくさんの学生が群がっているためなかなかもらえない。 この先生いつもは授業開始前に準備してるので 割りとスムーズにプリントを取ることができるのだが、 今日は先生が遅れてきた分学生も一時に集中していた。混雑するのも仕方ない。 が、その様子を見ていた先生。
「プリントを取るのに整列することもできない。 それが関西の学生のレベルですよ。 JR大阪駅といっしょや。 東京で電車乗ってみ、みんな整列してるで。 要するに君らは自分の損得の事しか考えてない。 回りの人間の気持ちを考えようとせぇへん人間が 経済学を学んでも意味がないねん。」
この先生はアホやな、と思った。 とりあえずJR環状線大阪駅へ行った事のある人間ならわかるだろう。 あの駅で整列乗車に協力しない人間はかなり勇気ある挑戦者だと思う。 でもそんなことは別として。 この先生の矛盾点は、自分の意見に固執するあまり、 学生を批判的に観察しすぎ、自分の過ちに気付いていないところだろう。 前にプリントを山積みすれば、 それを取りに来た学生によって混乱が起こるのは火を見るより明らかだろう。 ならば、そのプリント、 「1枚とって後ろに回してください。」 と一言加えて順番に送っていけばよいのではないか? こうすれば時間的なロスも少ないし、教室内の秩序も守れよう。 また、どうしても整列させたいというのならば無意味だが別の方法もある。 先生が学生一人一人を前に呼び出しプリントを手渡しすればよいのだ。 この程度のことがわからない人間に 関西の学生のレベルが低いだのなんだのと言われたくないものだ。
最近の私は、実は非常に気が短い。 「このボケは何言うとんねん」 と最後列一番端から教壇に向かってニラミを聞かせ続けていた。 まさしく一触即発。 もし私が一番前の席に座っていたら何かが起こっていたかもしれない。 昨年の中国語の授業でも・・・・いや、この話はまた別の機会に。 とにかく私はとことんこの先生が嫌いだったわけだ。 今日のその件に関しても不快感を体中からオーラとして発していた。
しかし。 それと同時に私は周りにいる他の学生どもにも失望してしまった。 あんだけクソミソみたいに言われてもまだヘラヘラしゃべってる。 そしてその点を先生に突っ込まれる。 「あんだけ言うてまだしゃべってんのか!」 その通りだ。 お前らあんだけ言われて腹たてへんのか? それともおっさんの戯言やからって聞き流してるのか? なんでそんなに簡単に割り切れる? あんたらには関西人としての(別に関西人でなくてもいいが) プライドはないのか? なんでそんなにガキでオトナなんだ? その点に関してだけは、 「この大学の学生はレベルが低い」 という先生の意見も完全には否定できないな。
なんてことを考えてしまった今日の授業だった。 あー、なんか感情に任せて随分熱いことを長々と書いてしまったかもしれない。 どうも「ワルイ先生編」は単なる愚痴に終始しそうだねぇ。(苦笑)
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