Diary?
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2月3日、コンビニの恵方巻き商戦が悲愴な趣を見せていたので一本買ってやるか。豆もついてるし。お昼ごはんに、職場でちゃんと恵方を向いて無言で食べた。途中うっかり喋りそうになったけれど。

2月4日、人間ドック。バリウムごくごく飲み干す。レントゲン技師が、ガタイのいいロン毛のサーファーっぽい若者でびっくりする。でもきちんとした応対で上手にやってくれたので好感が持てる。胃レントゲンはほんとに技師の当たり外れが激しい。あと、女性にとって非常に心証の悪い「婦人科の椅子」だが、これがすんごく進化してた。もうなんだか合体ロボみたい。どっかからジェット噴射して飛んでいくんじゃないかと思った。男性諸氏にはわからん話ですまん。
午前中で終わったので、とりあえずファーストキッチンでひとやすみ。赤坂のファーストキッチンの窓側の席から見る景色は、まるで外国人観光客向けTOKYO絵葉書のよう。

赤坂のヴェトナムアリスでお昼を食べ、蓮茶を飲み、オリジナルの茶器が欲しくなったけれど一客1000円もしたのであきらめる。 近代美術館に行こうと九段から北の丸公園に入る。入り口のところのお濠で、ある一点を中心にして何十羽もの鴨がぎっしりと集まってぐるぐる旋回を続けていて不気味。あの中心には何があるのか。あの鴨たちが世界の歯車を回しているんじゃないかなどと思う。 美術館では「痕跡――戦後美術における身体と思考」を観る。アクションやら具体やらアンフォルメルやら自傷の記録フィルムやら、何だか絶望的なミッドセンチュリーの美術状況にちょっとうへぇとなったけれど、榎忠の「半刈りでハンガリーに行く」で救われる。身体の半分の全ての体毛を剃り落として半刈りでハンガリーに行った人。その後5年間半刈りのまま真っ当な社会生活を送り、その間に10ヶ月かけて半刈りの左右を入れ替えたそうだ。凄い人だ。 美術館を出て神保町までぶらぶら歩いていると一ツ橋のあたりで梅が咲いていた。

2月5日、中国茶葉料理を研究するために飯田橋の日中友好会館にある「茶芸苑 馥」へ。ここは茶葉料理のメニューが豊富で嬉しい。龍井茶と海老の炒めもの、カシューナッツと茶葉の揚げもの、鶏ときのこの烏龍茶煮込み、うずらの玉子となまこの炒めもの、ジャスミン茶味の餃子、緑茶入りの蒸しだんごを食べる。最初の二品はなんとなくレシピの想像がついたので、今後試作と研究をしてみることに。茶葉を揚げるのは予想外だったし、しかも砂糖がかかっているのにはびっくりしたけどお茶請けにぴったりでなかなかの味だった。その後は小石川後楽園で観梅を。ゆっくり一回りして、今度は神楽坂上の「五十番」で巨大肉まんを買って食べたり。お天気が良かったので気持ちよく歩けた。

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