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| 2004年12月05日(日) |
シチューとピエンロー |
金曜日は浅草でビーフシチュー。 仲見世の裏手にある「フジキッチン」という老舗の洋食屋で、店に入ったとたんにいかにも洋食屋らしい良い匂いがして期待が高まる。友人が写真を撮るって言ってるのに、私は待ち切れなくて食べちゃってるの図。お肉はたっぷりと盛られ、いろんな部位の味が楽しめる。ほろほろと崩れ、ナイフがいらないくらい。パンでソースを綺麗に拭って、お皿をぴかぴかにしてああ満足。久し振りにちゃんとしたビーフシチューを食べた。あれだけまとまった量のお肉を食べたのも久し振り。かなりボリュームがあるので、シチューとパンだけで死ぬほどお腹いっぱいになった。そう考えると安い。
 土曜日はわが家でお茶会。いつものお茶会の面々。中国の鍋料理「ピエンロー」と、通販で取り寄せた551の蓬莱の豚まんと焼売で、プーアール茶を飲む。茶人の持参されたプーアール茶は焙煎がかけてあって、なんだかすごかった。今まで飲んだのとかなり違う。プーアールにもいろいろあるんだねえ。勉強になる。
ピエンローの味付けは塩が命、ってことでいろんな塩を試してみた。うちにあったのは宮古島の塩とハワイの塩。材料の買い出しをしていたら「蒙古の岩塩」を発見したのでそれも購入。一億数千万年前の地層から採掘しましたと書いてある。しかしこの岩塩、とてつもなく硬い。様々な道具で立ち向かうも、歯が立たない。最終的には紙袋に入れてプライヤーで叩きつぶす。金づちがあればよかったんだけど。
エスニック好きの人が「タイの唐辛子」を持ってきたので、うちの京一味も加えて妙な取り合わせをいろいろと試す。蒙古の塩とタイの唐辛子、ハワイの塩と京一味、料理自体は中国の家庭料理。日本ってすごいなあ。いつしかテーブルでは調味料を地名で呼称するようになっている。「そこのタイ取ってください」「蒙古どこいきました?」「京都はあっちにあります」などと。いやしかしタイの唐辛子はさすがに美味しい。
後半、当然のごとく茶からビールに移行したのだが、その瞬間の「茶会」から「宴会」への空気の激変っぷりがなんとも興味深かった。でもあまりにお腹いっぱいで思ったより酒が進まず、泥酔者も出ず和やかなムードのうちに散会。なんだかんだで6時間以上。みなさまお疲れさまでした。
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