ちゃーむす日記
ちゃーむす



 ある晴れた日

今日は少しだけ農家の嫁をした。

といっても、お茶畑に肥料を振っただけですが。
毎年2月下旬にこうして肥料を施すのです。

お義母さんがメインの我が家の農業。
私は農業が特に嫌いなわけでもない。
が、まだ農業の楽しみも、見出せない。

仕方ないから、土地が、畑があるからやるだけ。
正直、農業で我が家は食っているわけではない。
だけど、家の周りの広大なお茶畑を、荒らすわけにはいかない。

お茶も米も野菜も作っている我が家。
そのおかげで、安心安全なおいしいご飯が食べれるわけ。

しかし、いまだに農業の楽しみ、面白みが、さほどわからない。
いや、わかろうとしないだけなのかもしれない。

そんな私。

今日はすごく天気がいい日だった。
お義母さんと肥料を撒いているとき、空気が気持ちよかった。
目の前の山々を見ながら春が来ていることを感じた。
風のにおいもした。
鳥の声や土のにおいもした。

肥料を撒くとき心の中で
(今年もおいしいお茶がたくさんとれるといいな。)
と、思った。

なんだか愛しいものに、声をかけ栄養をあげてる気がした。



これが、農業…なのかな?

土を愛し、作物を愛し、自然に感謝する。


もっとも人間らしい生活のような気がした。


2004年02月20日(金)
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