にっきちゃん。

2003年01月27日(月) 旅行会社選びのススメ

さて。
昨日の日記で予告した通り、今日はみなさんに

「旅行のオススメ情報」を提供させていただきます。
みなさん、旅行は好きですか?
あたしはめちゃくちゃ好きです。

民宿、ペンション、旅館、ホテル。
普段と違うところへ行って「お客様」としてのもてなしをされて、
温泉につかって、おいしいものを運ばれ、気の会う人と過ごす時間。
本当に最高です。



では、そんなお宿をどうやって選びますか?

「安くて、いい所。お得な所がイイナ」


誰もがそう思いますよね。
そんなアナタにあどヴぁいす。(なんか口調が怪しいから)


まずこれ。
今日は、

<旅行会社を通す場合>

これでいきましょう。

そう。旅行会社は日本全国いろんなトコロがありますね。
もうメンドクサイから伏字ナシで。

JTB
近畿日本ツーリスト
日本旅行
JR東海ツアーズ
農協観光
東急観光
京王観光

一通りの有名どころはこんな感じですが、他にも何百何千と数え切れないほどあります。
一体どこを選んだらイイのっ?


『そんな時は迷わずJTBを選びましょう。』

旅行なんて興味ないぜって人でもJTB、名前は誰でも知っているはず。
そのとおり、この会社が日本で一番有名で実績の有る会社です。
ただ有名なだけでなく、ホテル業界は、「JTBを恐れている」と言っても
イイでしょう。


その大きな理由は何を隠そうこれです。
そう、


「JTBが選ぶ、90点以上の宿」。



本にもなっていますが。
JTBは、お客さまからアンケートを取っているのです。
「お客様が行った宿はどうでしたか、何点でしたか」というものです。
それはそれはとても細かく内容が分類されていて

「客室のサービスは」
「レストランのサービスは」
「部屋のヨゴレは」
「フロントのお迎えは」
「予約係の対応は」

等など、もう何十項目と有り。
そのお客様から提出されたアンケートを彼らは集計し、
点数に直し、項目ごとにこのホテルのサービスは何点、清掃は何点、とだし、
さらに、合計平均で何点。と発表するのです。


そしてお客様から
「どこかイイホテルはないかね」
といわれたとき、
「ここは○点ですよ、おすすめです」とかいうわけです。

そして90点を突破した宿をまとめて一冊の本にするわけです。
「90点以上の宿」。この言葉は、ホテル界ではもうブランドのようなものです。
これに選ばれるのは本当に本当に名誉な事で、
一流の宿として全国に知れ渡るわけです。


さらに、JTBは「あなたのホテルは何点です」と細かく分類された点数を
各ホテルに発表します。
それを見てホテル界はざわ、ざわ、と動くわけです。
自分のところは何点だった・・・おお、今度はここが新しく90点以上の宿になってる、
あ、ここはまた90点以上か、スゲぇな・・・とかね、ざわざわするわけですよ。

ホテル内のミーティングでも総支配人なんかが従業員に発表し
喝を入れたり、誉めたりするわけです。


「今期のJTB発表で、清掃係、点数が落ちている。どういうことだね」
とか、「接客係はあと○点目標までにたりていない。気合を入れるように」
とかね。


そんなふうに、JTBとは、ホテル業界に大きな影響を及ぼす恐ろしい
旅行会社様なのです。



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まぁこんな形式がホテル業界にはありまして。
さらに内部に触れますと。


今あたしが働いているホテル、80点の宿です。
昔働いていたホテルは96点の宿です。

どちらにも共通した事。
それは、「JTBからのお客様」を、VIPとして迎え入れていたと言う事です。


そりゃそうだよね、このJTBを通してきた人達に我がホテルの
点数がかかっているんだもの。

「どうVIPとして扱っているのか」ということは、それぞれ違いましたが。
昔いたところは「JTBからです」と、みんなに報告するだけでした。
「どのお客様も大切だから、差別なんてしなくていいよ。
でもこのお客様は
我わがホテルを90点以上の宿と評価してくださっている
JTBからの大切なお客様です」

という感じ。

今のホテルはそりゃぁすごい。

他のお客様よりもどんなに安い料金で入っていても
料理のランクをワンランクあげます、JTBというだけで自動的に。
理不尽にワンランクあげるって言うことはすごい事です。
コチラが料理単価をかなりそんするわけですから。
本当に、理不尽ですよ。経営のやり方を無視して必要以上に料金の高いものを
用意するわけですから。


そしてJTBというだけで、2〜10階まであるお部屋のうち、
一番料金が高くて眺めが最高の10階で用意します。
ここでも料金無視の大奮発。


そしてさらに。
お客様が400人、500人入っている日でも、
その中のたったの2名、3名のJTBからのお客様をピックアップして
「他のお客様を捨ててでもVIP対応にするように」と
支配人などから各リーダーに話があります。


他のお客様には一切やらないのに
JTBのお客様はちゃんとチェックしてわざわざ
従業員が部屋まで行ってお茶を入れてあげたりおしぼりかえてあげたりも
しちゃうわけです。
浴衣だって本当は一人いちまいなのに
「ほしい」と言われなくたって部屋に2枚用意しちゃうわけです。


・・・・・ね。スゴイでしょ。
もう、必死なんだから。



そんなわけで、JTBを通して予約をするとモノスゴイ得をするわけなんです。
みなさん。おわかりいただけましたか?
それぞれのホテルがどこまでJTBにサービスしているのかは差があると思いますが

気を使っている事だけは確かです。
旅行会社に迷った時は、とりあえずJTBを通しましょう。
普段どんなにいぢめられていようが友達にバカにされていようが
JTBを通したとたん、あなたはVIPなのですよ。


そうそう、さらにJTBの常連になると
ホテルの予約をする時にJTBさんからホテルにこう連絡が入ります。

「この方達、JTB VIPです。対応よろしくね」と。
これがはいっちゃったらもっと大騒ぎです。
おお、JTB様が大切にしている常連さんか。なおさらワッショイワッショイ、と。



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まぁそんなわけですが、
実はあたし、こういう形式がとても嫌いです。
得にうちのホテルのやり方には反吐が出そう。

「ほかのお客様はともかく、JTB様だけは!!」
みたいな。まぁそこまでは許すとして(ホテル側だって経営者だから
見かえりのタメにJTBからの人をVIP扱いしたいのはしょうがない、というか
納得なんです)


だけどね。
「とにかく、頂いている料金よりもJTB様にはワンランク上の料理を」
とか、ヒキョウな手口だよなァとぶっちゃけ思います。
そんなことしたらお客様は

「料金の割りにいいホテルだなぁ」と思って当たり前じゃないですか。
いや本当に。
本当に本当にみんなに認められるイイホテルにはなれないなと
冷静に思ってしまいます。

このヒキョウな手口でJTBの信頼を得て。
じゃぁ他のお客様にはどういう方法で信頼を得るの?認められるの?
と思います。
このやり方で行くならどのお客様にも料金よりも割高の料理を出して・・・
ってそんなことしてたら経営が成り立たないじゃないね。


そう、勝負するところが間違っているんですよ。あきらかに。
ウチのホテルは『イイサービス』っていったら
とにかく高いものを、いいものを、ものを、ものを、どうにかすればいいと
思ってる。
それってヒキョウ。


こんなに必死にいい「モノ」でサービスしたって80点ですよ。
やっぱりモノで勝負するには限度があるのです。
JTBで80点なら他のお客様の点数はもっと低いのでしょうね。
だって「他のお客様は捨ててもイイからJTBだけは対応よく」なんて
おえらいさんがたから話があるのですから。


前いたところはどのお客様にも分け隔てなく、心を込めて。
というサービスで、JTBさんにはイイ料理を、いいモノを、なんて
やっていなかったのに96点。

こういうやり方が本物だとあたしは思います。




************************************
いやごめん、
熱くなってしまいました。

サービスする人間として言わせてもらえば、うちのホテルのしているJTB対応は
間違っています。
本物じゃない。


だけど、旅行者側から言わせてもらえば、とりあえずJTBは得ですよ、

ってお話ですた。




伏字なんてすっかり使っていなくて更新する間際でちょっとビビテール・・・。


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