にっきちゃん。

2003年01月28日(火) 予約のススメ。

さて。
本日も昨日に引き続き、皆さんに旅行時のポイントを
紹介しようと思います。

で。


今回は予約時のポイント。
せっかく1年間ホテルの予約センターにいたので、
これを無駄にしないように皆様にご提供しようかと。



ホテルは、一日に何人も、何件もの予約を受けます。
いろんな人がいます。
機械的に名前や泊まりたい日にち、住所電話番号をいって
ぱっぱと終わらせるお客様。

クソ忙しいのにやたらと思い出バナシや
こっちに関係ないダロ!って事までだらだらしゃべるお客様。
(本当はそういうのも聞いてあげたいのが本音・・・)


でもね。実は。
やたらといろんな事をダラダラ喋る人の方が得なんです。


なんでかというと。
たくさん喋ったぶん、コチラが、そのお客様の情報をわかるからです。

たとえば

「もう、海が見るのが楽しみでねぇ。」
「10年ぶりに友達と会うんだよ」



そう言われたこと、あたしたちは出来る限り記録に残しておくわけです。
そしてその予約の記録は、そのお客様が泊まりに来る間際まで保存され。
その宿泊日当日の2、3日前になると、
「その日に予約が入っている人」の記録を
全て出して。

まず、それぞれのお客様が、ウチのホテルにあるどの部屋に入るのかを
コチラで決めます。
和室。洋室。和洋室。海側の部屋。海の見えない部屋。
2階の部屋〜眺めのいい10階の部屋。

本当にピンからキリです。
だってね、例えば「洋室を予約して下さい」と言っても
2階〜10階までの洋室があるわけで。

「和室を予約して下さい」といっても
2階〜10階、そしてさらに一間の和室、次の間付の和室。
いろいろあるわけです。

そして。そんな部屋を割り振る担当の人がいるわけです。



こういう時、たとえば「海を見るのが本当に楽しみで」と
予約の時言ったお客様と、特に何も言わなかったお客様が
同じ条件で予約しているとしたら。
そして2階の部屋と10階の部屋がひとつづつあいているとしたら。
もちろん、海が見たいと言ったお客様のほうを、
10階の海がよく見える快適な部屋に割り当てるわけです。


「10年ぶりに友達に会うのが楽しみで」と言った人と言わない人が
どちらも「和室」の部屋を予約しているとしたら。
そして広い和室と比較的狭い和室があるとしたら。
モチロン、これも「友達に会うのが楽しみで!」と言った人を
広くて快適な和室に割り当てるわけです。


コチラも人間ですから、そういう情報がある限り、じゃぁぜひ
楽しんでもらえるように!とそういうことになるわけです。
というかなってしまうわけです。




部屋だけでなく、お食事会場を割り振る時も全く同じです。
「北海道から友達が来るんで」とか「おたくはレストランから見える海が
スバラシイって聞いて」とか言った人にはやっぱり、期待を裏切らないように
いい席にしなきゃなぁ・・・となるわけです。
実際海の見える席も見えない席もあるので。

こういう事ってどこのホテルでもゼッタイに同じです。



でも、そりゃそうだよなと思いますよ。
名前と住所電話番号しか情報が無い人より何かしらその人の気持ちや
どんなことを我がホテルに期待しているのか、とか
その人の旅行はどういう旅行なのかって情報がある人の方が
配慮しやすい。というのは。


というわけなので、ホテルに予約をするとき、
「まぁうちらなんてたくさんいるお客さんのうちの、さもない1組」
と思わずに、自分の事をバンバン話しましょう、もう勝手気ままに。


そしてホテル側としてはなんてやつだ!というわけでオススメしたくありませんが

「ウソでもいいからなんかスゴイ事言っとけ」


という裏技もあります(;´Д`)


「一緒に行く友達が実は病気で、もう最後の旅行になるかも・・・(泣)」とか

「山梨県に住んでいて実は海を見るのがはじめてなんですっ」とか

「前日に結婚式をやって、それから2人きりで泊まりたいんですけど・・・」とか。

↑この結婚式戦法は、かなり効くかと思われ。
自分の払った料金以上のスイートとかその日に空いていたら用意してくれるかも
しれません。
ホテルなんて、その日に空いてる部屋さえあれば
料金以上の部屋に泊まってもらっても
コチラに損はないわけですから。むしろ
「こんなにいい部屋なの!?」って喜ばれてまた来てくれる方にかけてるわけです。(部屋が空いていれば、ね)


だから、予約をするのは比較的混んでいる土日ではなく
すいてそうな平日、に予約をしたほうが料金よりも
お得な部屋になる可能性が高いってわけです。

これ、かなりホントですよ。いやいやホントに。
うちのホテルなんてめちゃくちゃすいてる日、例えば
お客様が20組くらいしかいない日には
もらってる料金関係ナシにいい部屋からどんどんうめていきますから。
一万円くらいしか料金貰ってないのに2万円くらいの部屋を用意している、
なんてことはすいている日には日常茶飯事です。





というわけで、
今回のポイントは



「うそでも言いからよくしてくれそうな情報を伝えておけ!」

と、

「泊まるなら平日のオフシーズンを狙え!」
でした。



***********************************

あとついでに。
これはウチのホテルだけであってほしい、と切に願っているのですが。

予約をするときモノスゴイありえないわがままを言ったり
「一万しか払わないけど、3万の部屋を出せ!」とか
和室か洋室かこちらにおまかせしてもらう格安プランなのに
ゼッタイに和室じゃなきゃやだとか。(和室指定すると料金が高くなるので)

モノスゴイモノスゴイ粘ってケンカ売ってくる人に、
「希望通りの部屋が取れる状況でも絶対にとってやんないもんね。
 予約とった時やなヤツだったから」

というふうになる時があります(;´Д`)
というか、これはウチの課長ですが(;´Д`)
その日に希望通りの部屋が空いていてとれる状況ならとってあげればいいのに
課長は感情で仕事する人ですから、記録に「この人にゼッタイ和室とるな!」
とか残しちゃうわけです。
まったく・・・。どうしようもないですね。
こっちがサービスする側なんだから、お客様の感情と対等に張り合わないでよ、
落ちついてくれ、どうどう・・・と思います、はぁ。
心底恥ずかしいです。
こういうのが本当に許せないんですね、私は。



************************************


まぁまぁ、そんなわけで皆さんの旅行の参考に、なって頂ければよいのですが。









それとついでに。
よく雑誌なんかでありますよね。


「カップルで予約すると男性12000円、女性はサービスで半額6000円!」
てやつ。
アレ、ウソですよ、ウソ。
本当は12000円+6000円=18,000。
つまり2人で18,000円、一人9,000円分の旅行、って事です。
料理も部屋も。ヨゥ、チェケ?


こんなのに騙される人はいないか。

ちぇけ。


よし、クリーニング屋さんにいってこよーっと。
では、また次号。


 < 過去  INDEX  未来 >


綾 [MAIL]

My追加