Love Letters
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2005年05月14日(土) 浴衣で縛られて


 広い畳の部屋の真ん中に

 ぴたりとくっついて敷かれた

 二つのお布団。

 二人ともお布団の端っこに寄って、

 くっついて横になりました。

 手を絡め合い、見つめ合えば、

 温もりが伝わるように。



 そっと抱き寄せられて、

 きつく結んだはずの朱色の帯も

 あなたの力強い手で

 あっという間に解かれました。





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 抵抗出来なくなった私の身体は

 まるであなたの新しい玩具のようで、

 隅々まで弄られ、貪られ、

 歓喜の喘ぎ声を漏らすのでした。




 両手が不自由なまま、

 あなたのものにしゃぶりつく私。

 欲望に満ちたあなたの瞳に見つめられて、

 恥ずかしいほどに濡れてしまう…




 「後ろを向いてごらん。」


 あなたは

 手首の紐を解いてくれないまま、

 後ろから入って来ました。

 指で胸やクリを愛撫されながら、

 熱く蕩けるその部分を

 あなたのもので突かれて、

 痺れるような快感に溺れていきました。




 「痛かった?」


 「ううん。

  痛いの忘れてた。」


 終わった後、

 あなたは手首の紐を解いてくれました。


 白い手首には

 紐の跡がくっきり残っていました。



0574 W.S.R

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小夜子

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