Love Letters
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| 2005年01月07日(金) |
見るべきではなかったもの |
元旦からのデートだったので
ほとんど外出することもないと思い、
あなたは暇な時に遊べるようにと
ホテルのお部屋に
自分のPCを持ち込みました。
あなたのPCの中は
きちんと整理されていて、
古い友達の順に
個別にメールが保存されていました。
私の名前のアイコンをクリックすると、
私からあなたに送ったメールを
最初のものから一番新しいものまで
見ることが出来ます。
たとえ、
恋人のメールリストでも
見るべきではなかったのでしょう。
中には
以前付き合っていた人や
私達の関係が上手くいっていなかった時に
あなたから声をかけたらしい女友達の名前もあって…
「見なければ良かったわ。」
「最近はほとんどメールすることもない
相手ばかりだよ。」
「何だか少しショック。」
「会ってもいないんだよ。
俺は話し相手も作っちゃいけないの?」
「そんなことはないけど…
もう会うこともない女の人のメールも
あなたは残しておくのね。」
「信用してないの?」
「ううん。
PCを私に見せることがわかっているなら、
もう少し気を使ってくれてもいいんじゃないかなと。」
「やっぱり信用されてないんだね。」
「遠距離だから不安。
あなたがこっちで他の誰かと付き合っていたとしても
離れているから私にはわからないもの。」
「同時に二人と付き合う時間なんてないよ。(笑)」
「そっか。(苦笑)」
「小夜子はもうこれから
俺と別れるなんて言っちゃ駄目だよ。」
「私と別れたら…
あなたはまた以前のように
無茶な遊びを始めるのね。」
「たぶん、そうなる。」
私はあなたと別れても
すぐに他の誰かと…などとは考えないでしょう。
それに、
あなたを好きになってから、
今まで好きになった男の人のことなんて
全て忘れてしまったわ。
あなたには
今も大切にしたい思い出があるのでしょう。
私には触れることが出来ない思い出。
あなたと付き合う前に
よくあなたから話を聞かされていた
過去の女性の名前を見つけました。
結婚してもいいと思ったと言うほど
あなたが大好きだった人。
私よりもずっと前に知り合った彼女の名前のアイコンは、
一番上の目立つところにありました。
「今でも彼女を抱きたいと思うことある?」
自分でも聞きたくないと思っていることが
言葉になってしまうのでした。
「それは、ないよ。」
あなたの顔が
少し歪んだように見えたのは気のせいでしょうか。
ほっとしたような、
切ないような
そんな気持ちになりました。
0574 W.S.R
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小夜子
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