Love Letters
DiaryINDEX|past|will
| 2004年01月09日(金) |
愛は消えて情が残った |
昨夜も結局
あなたとチャットで話をしました。
内容は
お互いの仕事の話がほとんどで、
私達の会話から
親密な言葉の交換は一切消えました。
毎晩チャットの締めくくりに交していた
おやすみのKissが無くなって、
もう何日経ったでしょうか。
昨夜、
それでも、
私がもしログインしなければ、
あなたからは何のメッセージもなく
一言も交さないまま
一日が過ぎたでしょう。
あなたからの別れのメール以来、
それまで毎日交換していた
PCメールも滞ったまま。
あのメールを
私はあなたの別離宣言と受け取ったので、
あなたを混乱させるような
未練がましい返事は出しませんでした。
「小夜子には振られたから。」
昨日も何度かあなたに言われたけれど、
決定的な別離のメールをくれたのは
あなたの方じゃないですか?
それとも
別れたくないという私の言葉を
期待したのですか?
もしかしたら、そうだったのかもしれない。
私の本当の気持ちを確認するための、
私の愛情を試すためのメール。
けれど、
言葉というものには
取り返すことの出来ない大きな力があって、
あなたの別離の言葉によって
私の心も
加速度をつけて
別れの方へ傾いていったのです。
そして、その心の変化は
激しい苦痛を伴うものではなく、
自分でも不思議なくらい
自然で穏やかなものでした。
あなたは今
社内研究に取り組んでいて、
激務のために
体調を崩しています。
「一度、病院へ行った方がいいよ。」
「あまり無理しないでね。」
あなたの身体を心配する
私の言葉は
以前と何も変わらないけれど、
その心の中身は
もしかしたら
大きく変わってしまったかもしれません。
私達の間に
愛は消えて、
それでもなお
情が残っている。
私の心が穏やかなのは、
別離の苦痛を麻痺させる
お互いの情のためかもしれません。
小夜子
|