Love Letters
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2003年08月15日(金) 禁句


 今週になってすぐ

 ルナが始まりました。

 不思議といつもそうなのです。

 あなたとのデートの数日後に

 予定日より早いルナが始まります。




 先週の土曜日、

 私は、

 ルナが近いことを予感していました。

 少し情緒不安定になったり、

 胸が張って熱を帯びたり、

 一日中眠くてたまらなかったり…

 金曜日あたりから、

 いつもの兆候がみられたからです。




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 「小夜子がそんな風に言っちゃ駄目だよ。

  こっちだって我慢してるんだから。」


 あなたは、

 優しく諭すように

 私に言いました。




 私達は、

 一度、私の生理が二週間近く遅れた時に、

 今の状況で二人の子供は望めない以上、

 避妊はきちんとしようという話をしました。




 それなのに

 土曜の夜、

 あなたと繋がろうとしていた

 あの瞬間、

 私はあなたのことを

 強く強く求めていて、

 あなたをそのまま受け入れたくて、

 胸の奥に閉じ込めていた禁句を

 口走ってしまいました。




 私は、

 あなたと肌を重ねながら、

 激しい感情が

 通り過ぎていくのを

 待ちました。




 やがて、

 潮が引くように欲望は遠のき、

 一度口にしたその言葉は、

 再び

 私の胸の奥に隠されて

 小さな鍵がかけられました。



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小夜子

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