季節風
若葉



 迷路

『憧れ続けてきたもの』は 無条件の愛情

『失ってきたもの』は 生きる喜びと自分らしさ



しかし

批判するとか擁護するとか

そういう次元の問題ではないのかも知れない



すべては 純粋に個人的な

あるいは家庭的な問題だったのかも知れない



今 この手で

共依存の連鎖を断ち切ることができたなら

すべては解決するものなのかも知れない…



だが

両親の信じていたものが

「我が家の秘密」を数倍に膨れ上がらせていたことも事実



そして それらが

数年後には次々と変化してゆくモノだったということも事実



そして

「変化」が起こる前に過ぎ去ってしまった私の「時間」が

もう取り戻せないものである ということも

事実なのだ

2000年04月09日(日)
初日 最新 目次 MAIL