幼児のように泣く - 2007年07月16日(月) やはり身をもって迫りくる、「とかげ」の、あのフレーズ。 さっきまで隣の助手席に座っていた人がいない、というのはそれだけでぽっかりと心に空虚感が漂うものだけど、それがただの人ではなく、本当に、特別に、特別な人だったなら、胸にあいた風穴はまるでそれ自体が主体のように、まわりのからだがただのおまけであるかのように、存在感を増す。気がついたときには涙が出ていて、そうなってしまうともうどうしようもなくて、ううう、と声を漏らして泣いていたのはほんの数十秒で、それから後は、運転席でひとり、赤ん坊のように、火がついたように、泣くのをやめることができなかった。自分でもびっくりした。どこからこんなに涙が出るのだろう、と思った。幼児が駄々をこねるのと同じように、泣きじゃくりながら、ひたすら「いやだ、いやだ」と口走り、さっきまで隣にいた人がいない、という現状を全力で否定していた。(それで道を間違えた。) 好き。大好き。 -
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