橋本裕の日記
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| 2005年12月17日(土) |
バトミントンができない |
先日、学校で球技大会が2日間にわたっておこなわれた。夜間高校なので、給食を食べた後、夜の6時に体育館に集合する。寒い季節だから、体育館は底冷えしていた。おかげで体の芯まで冷えてしまった。
体育館で行われたのはバトミントンである。私は男子のバトミントンの審判をやることになった。卓球やテニスは部活の顧問をしたことがあり、審判もできるが、バトミントンはこれまで遊んだことはあっても、正式な試合をしたことがない。
そこで、事前にルールや審判のやりかたを教えて貰うことにした。体育科の先生や部活動主任の先生、バトミントン部の顧問の先生と一緒に体育館でバトミントンの試合をし、審判を体験した。
去年まで私はテニス部の顧問で、ラケットも握っていたから、バトミントンくらいたやすいと思っていたが、これが思った以上にむつかしかった。私は体育科のA先生とペアを組んで試合に臨んだが、私たちのチームは惨敗だった。私が一人でパートナーの足を引っ張ったからだ。
しかも私たちのチームの合計年齢は55+45=100(歳)で、相手チームの合計年齢は58+58=116(歳)である。若い私たちのペアが、定年間際の二人の先生に惨敗したのだから、ショックが大きかった。ちなみに、体育科のA先生は、次に別の教員とペアを組んで雪辱を果たしている。
バトミントンをしていて驚いたのは、バトミントンの羽根球を打とうとしてもラケットが当たらないことである。サーブのときでさえ、空振りをしてしまう。試合を見ていた先生も驚いて、「10センチくらいずれていますよ」という。自分ではまともに打っているつもりだが、完全に外れているのだ。
むかしバトミントンで遊んだときはこんなことはなかった。格別体調が悪いわけでもなく、運動能力が衰えたとも思えない。にもかかわらずこの体たらくである。考えられることは、まだ視力が完全に復調していないということだ。おそらく私の得意な卓球やテニスをしても、これでは惨敗したかも知れない。
本番の球技大会もボールの運動に眼球運動がついていけるか心配だったが、無事何事もなく審判をこなすことができた。生徒達は思った以上に礼儀正しく、私のジャッジに素直に従ってくれた。試合中は夢中だったので、寒さも忘れていた。
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