橋本裕の日記
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2005年12月10日(土) 鼻を焼く

 毎朝鼻血が出ると、日記を書く気力が奪われる。「出鼻を挫かれる」とはこのことだ。そういうわけで、昨日は近所のM病院へ行った。レーザーで出血場所を焼くのだそうである。

 妻も二人の娘も鼻血が止まらなくなって焼いて貰ったことがある。焼くときに少し時間がかかり、とても痛くて涙が出ると聞いていた。痛いのが嫌いなので、私はこれを受けたくなかった。病院へ行くのに二の足を踏んでいたのはこのためだ。

 ところが受けてみると、あっけなかった。ほんの1,2分である。レーザーを照射するとき、瞬間的にチクチクとしたが、涙が出るほどではない。ただ、肉が焦げるような匂いがして気持が悪かった。

 びっくりしたのは、治療費が7千円以上もあったことだ。3割負担でこれだから、実際の治療は2万円以上ということになる。妻も「こんなにかかったかしら」と驚いていた。妻が治療を受けたA医院のときはもっと安かったという。しかも止血剤も出してもらったという。M病院が特別高いのだろうか。

 治療代については、よくわからないことがある。歯の治療を受けたときも、あまりに高いので苦情をいうと、次から千円ほどやすくなり、しかも診察時間が3倍ほど伸びた。私が治療を受けているあいだに、隣の診察台には3人もの人が入れ替わっている。商売本位の医者だなと、そのとき思ったものだ。

 いずれにせよ、治療代がこんなに高いと、貧乏人はおいそれと病気にもなれない。日頃から健康管理に気を配る必要がある。私ももうカニの食べ放題に通うのはやめにしよう。好物の酒饅頭も自粛しよう。

 病院で鼻の粘膜を焼いてもらったおかげで、その後出血はなかった。一番不安なのは、混雑した帰りの電車の中での出血である。この不安から解放されただけで、7千円の価値はあった。今朝も出血はなく、快適に日記が書けた。これもありがたい。 


橋本裕 |MAILHomePage

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