橋本裕の日記
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2005年12月09日(金) 酒饅頭の楽しみ

 昨日は通勤途中に菓子屋によって、酒饅頭を4つ買った。電車を待ちながら、一つをプラットホームのベンチで食べた。間食をしないことにしているが、ときどきこの規則を破る。その筆頭が、酒饅頭の買い食いである。

 木曽川駅の近くにある菓子屋の酒饅頭は一個80円で、見てくれは悪いが、味はまあまあよい。通勤途中にその前を通ると、盆の上に酒饅頭が並んでいるのが見える。これが私の好物なのだ。

 酒饅頭を買うのは月に一度あるかないかである。どうしても食べたいと思ったとき以外は買わない。昨日は常になく食べたかった。理由は分からないが、たぶん体が甘いものを要求していたのだろう。こういうときは買うことにしている。

 学校から帰り、寝る間際に二つ目を食べた。寝る前は一切間食をしない、お茶も飲まない、という私の習慣から外れることだ。思わず妻に言い訳をしていた。

「饅頭を食べないで、夜中に死んだら心残りだからね」
「そんなことは、99,99パーセントありえないわよ」

 妻にも一つ勧めたが、妻は「太るから食べない」という。なかなか意志堅固である。というわけで、昨夜は酒饅頭を一個、たくわんを一切れ食べて寝た。

 今朝、妻と二人で一個ずつ味わいながら最後の酒饅頭を食べた。どんな好物でも毎日食べたらあきる。酒饅頭も久しぶりに食べるからうまいのだ。これでまたしばらく、酒饅頭のたのしみはなしである。

 今日も朝から鼻血がとまらない。この日記も鼻に脱脂綿を入れて書いている。不便で仕方がない。朝の散歩もままならないので、今日は2時間ほど年休をいただいて病院へ行こうと思う。生きていくことはなかなか厄介なものだが、酒饅頭の楽しみのある人生は捨てたものではない。


橋本裕 |MAILHomePage

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