橋本裕の日記
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2005年12月04日(日) 犬山を歩く

 毎年、秋に「万葉の旅」をしている。最近の参加者は私を入れて4人。インターネットで知り合ったeichanとぺこちゃん、それに北さんと私の4人である。今年で6年目になる。これまでに旅した場所をあげておこう。

 2000年:明日香
 2001年:湖北、広隆寺
 2002年:和歌山、白浜
 2003年:法隆寺、浄瑠璃寺
 2004年:高野山
 (2005年:犬山城、明治村)

 万葉集にゆかりのある土地を旅するというのが本来の趣旨だが、必ずしも万葉集にこだわらないようになった。とくに今年は、金欠病の私の希望で私が日帰りできる近場にしていただいた。

 eichanは奈良から、ぺこちゃんは東京からきてくれた。犬山駅に集合して、ぶらぶらと犬山城の方に歩き、お城に登った。木曽川河畔の丘に聳える天守閣からの眺めは天下一品である。お城も日本最古の天守閣で国宝である。小さいながら本物の風格があって何度眺めてもよい。

 600円の「わんわん丸手形」を買うと、犬山城の他に文化資料館、からくり展示館、どんでん館にも入場できる。犬山といえば4月のはじめの土日に行われる「犬山祭り」に使われる。「からくり」と「山車(やま)」が有名である。

 文化資料館で犬山の歴史に触れた後、からくり展示館やどんでん館に足を運んで、からくりと山車の実物を鑑賞した。そして今さら思ったのは、犬山市の人々の「祭り」によせる思いの深さである。毎年相当な出費になるが、これをやりとげ続けてきた人々の情熱に、思わず尊敬を覚え、敬意を抱いた。

 犬山を歩いた後、5時頃から少し早い食事をした。ビールをのみ、料理に舌ずつみを打ちながら、4人で歓談した。東京の「力行会」という留学生を世話している施設に勤務しているぺこちゃんは、今年だけで、ニューヨーク、スペイン、ドイツと3回も海外旅行をしているという。eichanも国際派のビジネスマンで海外出張が多い。北さんのタイ旅行の土産をいただきながら、3時間余り話は尽きなかった。


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