橋本裕の日記
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最近、朝起きたとき、左足の裏が痛い。しばらくすると痛みは感じなくなり、生活に問題はないのだが、それでも気になるので、書店の健康コーナーに行って関係する本を立ち読みした。
足の裏にはたくさんのツボが集中している。そして体の各部位と神経でつながっている。たとえば親指は基本的に頭である。だから肩が凝ったときには親指の付け根をマッサージしてやればよいわけだ。
胃や腸、肝臓や腎臓などの内臓器官もその対応する部位が足の裏にある。足の裏をマッサージすることで、これらの内臓の活動を活発にすることができる。逆に、これらの器官に異変があると、その兆候が足の裏に現れる。
私の場合、左足の土踏まずの一部が痛い。この部分を「足の裏地図」で調べてみると、「直腸」「肛門」のあたりだということがわかった。現在、とくにこの部分に違和感があるわけではない。しかし、用心するにこしたことはないので、トイレに行ったときなど、血便が出ていないか確認している。
おりしも、53歳の義兄(妻の兄)が直腸癌になって手術することになった。血便が出たので病院で検査して貰ったら癌だといわれたそうである。お見舞いに行ったとき、足の裏に痛みはなかったか聞いてみよう。とても人ごととは思えない。
日本人に大腸癌や直腸癌が増えているという。内視鏡医学の第一人者で、米国アルバート・アインシュタイン医科大学の新谷弘実教授は「この40年間、大腸ガンは増え続ける傾向にあります。その原因は、食生活の欧米化にともなって、動植物を多食することになったことがあげられます」と書いている。
新谷教授は内視鏡によって、これまで日米で30万人以上の体内を診察してきたという。一般に欧米人の腸内環境は悪く、ポリープやガンが発生しやすい環境だが、こうした状態に日本人の腸もなってきているらしい。
対策は、「動物食の過剰な摂取」をやめることだという。彼は「健康の結論」(弘文堂)という本のなかで、「多量の動物食は有害菌を増殖させ、毒素を作り、血液を汚し、血液の流れを悪くすることで、諸々の病気の発生原因となります」と書いている。
さいわい、私はこのところ「小食主義」を実行している。動物性たんぱくや牛乳・乳製品はなるべくとらないようにしている。これを続けることで、腸内環境をよくして、病気につよい体を作りたいと思っている。
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