橋本裕の日記
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2005年08月05日(金) 愛知から秋田へ

 昨日の11時頃に木曽川駅を出て、秋田県の横手市に着いたのが、今日の夕方の17:34だった。この18時間のあいだに、名古屋、東京、浦和、宇都宮、黒磯、福島、仙台、一ノ関、北上の9駅で乗り換えた。

 福島で昼食をとった。駅ビルの食堂で880円の天ぷら蕎麦をたべた。青春切符の旅は乗り降りが自由なので、途中こうして適当に休みを取る。これがまたたのしい。

 車中も私は退屈しない。車窓から風景を眺め、読書をしたり、いろいろと考え事をする。今回の車中の友は、岩井克人さんの「ヴェニスの商人の資本論」(ちくま学芸文庫)である。これはなかなか刺激的な本だった。いずれまた、感想を書いてみよう。

 横手駅から渋谷さんに電話を入れると、10分ほどで現れた。彼の車で、とりあえす近くの温泉に行って汗を流した。20数年ぶりの再会だったが、まるで昨日別れたような感じで、おたがいのあいさつも「やあ、元気か」で終わりである。汗を流したあと、早速彼の家に行って、マグロの刺身をつまに、ビールを飲んだ。

 渋谷さんは名大の大学院を出たあと、東京のコンピュータ関連の会社でプログラマーをしていた。10数年前に横手の実家に帰り、父親と暮らしていたが、父親も10年ほど前になくなり、今は一人暮らしだという。

「3泊ほど泊めてもらうよ」というと、「何日でもとまっていけよ」という。リンゴ園の消毒もおわり、彼もしばらく暇のようだ。私ももうすこしのんびりしたかったが、学校があるので、何日もというわけにはいかない。ビールをのみながら、とりあえず、明日の計画をふたりで考えた。


橋本裕 |MAILHomePage

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