橋本裕の日記
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2005年06月15日(水) 石原都知事にもの申す

 6月6日、石原慎太郎都知事は2人の副知事と教育長、出納長を交代させる人事を都議会に提案した。6月7日の朝日新聞社説によると、石原知事は週に2.3日しか登庁せず、知事としての仕事を側近の浜渦武生副知事に任せていたという。

 そのために彼が知事の名代として、すべての政策や人事に口を出すようになり、権限が集中した。ほかの副知事が担当する分野でも、まず浜渦副知事に「お手紙」を出し、事前に了解を取らないと知事に説明もできない。ミスをすると「わび状」を求められる。そんな状態が続いてきたのだという。

 東京都議会は百条委員会を設けて浜渦副知事の責任を追及し、「知事にあげる情報と人事権を独占し、恐怖政治となっている」「都政は混乱し、著しい停滞を招いている。この混乱は都民にも影響を及ぼしている」などと、問責決議した。

 こうした混乱のなかで6人の特別職のうち4人が辞表をだした。浜渦副知事の首をとったことで都議会は矛を収めたが、都民は納得しているのだろうか。朝日の社説も、石原知事の責任が不問にされているのが不可解だと述べている。

 毎年A級戦犯の祀られている「靖国神社」には熱心に参拝している石原知事だが、東京大空襲60年目にあたる今年、墨田区にある東京都慰霊堂で、秋篠宮ご夫妻が出席のもとに行われた3月10日の「春季慰霊大法要」には、石原知事は体調不良のため欠席し、副知事がメッセージを代読したのだという。

 ところが当日の石原知事の記者会見で、慰霊祭のことを聞かれて、「私は今、行ってきました」と答えたあと、東京裁判のことから、東京を空襲したアメリカの批判を延々と展開した。

 これで本当に、都民のために働いている知事といえるのだろうか。派手なパフォーマンスや口ばかりでなく、もうすこし地道に都民のためになる仕事をされてはいかがだろう。


橋本裕 |MAILHomePage

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