橋本裕の日記
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10年ほど前まで、花粉症で苦しんでいた。くしゃみ鼻水がとまらず、朝起きると、枕元がティシュのやまになっていた。そして、目やにで睫毛がくっついて、目があけられなかった。病院で薬を貰い、何とかこの陰鬱な季節をしのいでいたものだ。
それがプールに通うようになって、劇的におさまった。花粉症は一度発症したら治らないといわれているが、私の場合はほぼ完璧になおってしまった。だから、花粉症で苦しんでいる人がいると、「プールへ行きなさい」とアドバイスしていた。
もっとも、私の場合、クロールを練習中に何度もプールでおぼれかけ、塩素で消毒された汚い温水をそのたびに鼻から喉に流し込み、むせかえったものだ。こうした荒療治によって、鼻や喉の粘膜が鍛えられたのだろう。
花粉症の症状がすっかり影をひそめただけではなく、風邪もひかなくなった。毎月のように扁桃腺を腫らし、口内炎を患っていたのに、この10年間はそれもなくなった。風邪をひいて発熱したり、病院に行くことは皆無になった。これは水泳によって皮膚や粘膜が鍛えられたためだろう。すっかり体質がかわってしまったわけだ。同時に体がひきしまり、ズボンの腰にゆとりができた。
しかし、よいことばかりではなかった。プールに通いだしてから皮膚が痒くなり、炎症を起こしやすくなった。足に水痘ができて治らないので、皮膚科に通ったがだめだった。ところが泳ぐのを止めたところ、こうした症状ははすぐにおさまった。
プールには3年間ほど通っただけだが、花粉症はその後も抑えられていた。ところが今年はくしゃみ、鼻水、目のかゆみがある。あきらかに花粉症が再発したようだ。二人の娘も妻もそうだというから、これでわが家は全滅である。
現在は娘が病院で貰ってきた目薬で何とかしのいでいる。再発したといっても以前のレベルからいえば大したことではない。やはりプールで粘膜を鍛えた遺産はまだ残っているのだろう。それとも年をとって、免疫反応が鈍くなっただけなのだろうか。
今年は花粉の量が桁違いに多いようだ。花粉症の原因は大気汚染と花粉だろうが、体質的なこともかかわっている。4月に夜間高校に転勤したら、午前中は奥方と一緒に、近所の温水プールに通うことにしよう。これで再び花粉症を押さえ、肥満と高血圧も退治したい。
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