橋本裕の日記
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2004年12月28日(火) なぜ、自転車は倒れないの?

 今日は「橋本流親子対話塾」の3回目である。「なぜ、自転車は倒れないのか」というテーマで、子供と対話してみよう。

父「自転車で転んだんだって」

子「考え事をしていたんだよ。そしたら、ブレーキをかけるのを忘れて、カーブを曲がりきれなかったんだ」

父「気を付けてくれよ。お母さんも車が追突して、おでこに怪我をしたばかりだからね。ところで、君は自転車に乗りながら何を考えていたのかな?」

子「どうして、自転車は倒れないのかなって」

父「倒れたのはどうして?」

子「カーブのせいだよ。ハンドルを切ったら、体が投げ出されたんだ」

父「どうして体が投げ出されたのかな」

子「体がカーブについていけなかったんだ。外側に引かれるような気がしたのは、遠心力のせいかな?」

父「そうさ。カーブを描くと遠心力が発生するからね。さて、そこで、なぜ自転車は倒れないか、君はどう説明する」

子「自転車に乗りながら考えたんだけど、ペダルを踏む力を加減して、体で左右のバランスをとっているのかなって」

父「しかし、自転車が止まっていたら、長いこと倒れないでいるのはむつかしいだろう?」

子「やはり走っていないとむりだね」

父「走っていても、もしハンドルが曲がらなかったらどうだろうね」

子「ハンドルを使いながら走ることで、自転車は倒れないわけだね。少し分かってきたよ。ハンドルを使うのは向きを変えるときだよね」

父「そうさ。君は自転車を倒さないために、小刻みにハンドルを使っているんだ。自転車は直線からはずれて、蛇行しながら走ることになるね。君の自転車は曲線を描いているわけだ。そうすると、何が発生するのかな」

子「ひよっとして、遠心力?」

父「そうだよ。曲線は円の一部だと考えられるからね。その瞬間瞬間で、遠心力が発生しているのさ。その力をたくみに利用して、君は自転車の傾いた姿勢を調整しているんだ」

子「自転車を乗るのもすごいテクニックなんだね」

父「あんまり考えすぎると、また転ぶよ」


橋本裕 |MAILHomePage

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