橋本裕の日記
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一昨日から昨日にかけて台風21号が日本列島を縦断し、各地に被害が生じたようだ。長女が住んでいる津でも記録的な大雨だというので妻が心配して電話をかけたところ、やはり周囲の住宅に床下浸水があったということだった。
長女は来年3月、大学の看護科を卒業し、看護婦になる予定だ。すでに三重大病院からは内定をもらっているが、できれば他の病院で修行をしたいようなことを言っている。いずれにせよ、来年からは経済的に自立してくれそうなので、これで半分、肩の荷が降りる。
次女の方はまだ大学2年生なので、先が長い。はやく両肩の荷を降ろして、はれて「自由人」の身分になりたいというのが、現在の私の偽らざる心境だ。子どもさえ独立してしまえば、あとはどうなろうと構わないと思っている。
できることなら、破れかぶれの生き方をして、最後はどこか異境の地で野垂れ死にをしたいと思っている。こういう考えがどこから起こってくるのかわからないが、やはり日本文学の古典に親しんだことも大きいのだろう。
西行、芭蕉、良寛、さらには尾崎放哉や種田山頭火のような漂泊の旅をしてみたいという気持が昔からあった。一度きりの人生だから、好きなことをして死んでみたい。妻にはこうした生き方は理解できないようだ。自分勝手で我が儘だというが、こればかりは仕方がないことである。これまで欲望を抑えて、つつましい市民として生きてきたのだからね。
もっとも、最近は体力の衰えがいちじるしい。その上に、血圧があいかわらず高いので要注意だ。毎朝飲んでいる血圧降下剤のせいか、車の運転を運転しながら著しい意識レベルの低下に見舞われる。危ないので、途中、景色の好い木曽川の堤防の路肩で一休みするのだが、昨日は英会話のテープを聴きながらいつのまにか意識がなくなっていた。
気がついたときには40分ほどたっていて、それからあわてて勤務先の学校に駆けつけたが、もちろん完全な遅刻である。これから、こんなことが、たびたび起こってくるかもしれない。しかし、無理に運転して事故にあうよりもましだろう。何とかあと数年を生き延びて、あこがれの漂泊人生に旅立ちたいものだ。
野ざらしを心に風のしむ身かな 芭蕉
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