橋本裕の日記
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| 2004年07月13日(火) |
宝探しのゲーム(2) |
昨日にひきつづき、「宝探しのゲーム」を用いて、有効な経済的投資はいかにあるべきかということを考えてみよう。広大な土地に宝が埋まっていると知った男が、手持ちの資金でこの宝探しをすることにしたとする。10人の日雇い労働者を雇い入れて、彼らにさがさせるのである。このとき、どのように労働と報酬をマネジメントするのが効率的だろうか。
�。隠或佑望ー蠅砲気�させる。見つけた者に賞金の全額を与える。つまり一人だけが高給をもらい、他の9人は報酬がゼロになる。(競争システム)
��土地を10の区画に分けて、平等に分担させる。賞与も平等に与える。つまり宝を見つけた者もそうでない9人もまったく同じ賃金を支給される。(協調システム)
どちらのシステムにも長所と欠点がある。また、どちらのシステムが有効かというのは、労働者の意識や質の問題ともからんでくる。さらに、労働関係が自由で一時的なものか、長期的で拘束的なものかでも変わってくる。
個人的競争社会のアメリカであれば�,�有効かも知れないが、集団的協調社会である日本の場合は、�△�受け入れやすい。年功序列型賃金体系や終身雇用制度はこの典型である。現在行われている小泉首相の「構造改革」は、これをアメリカ型の�,諒�向に変えようということだ。
たしかに、�,鉢△里△い世僕諭垢蔽奮�の方法が考えられる。たとえば、土地を10の区画に分けた上で、自由な競争をさせるという方法や、基本給は平等だが、宝を見つけた者には特別な賞与を与えるという方法もある。その賞与の比率でも結果が変わるだろう。
いずれの方法が効率的かは、それぞれの国の文化や歴史にもよるので、これだと決めつけることは出来ない。さらに大切なのは、こうした「ゲームの理論」はひとつの前提に立った議論だということである。それは「利潤の最大化」ということである。経済的利潤が人生の幸福の全てでないことはいうまでもない。
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