橋本裕の日記
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以前の日記(5/12)に、妻が体中に痛みを覚え、ひっきりなしの嘔吐に加えて、40度近くの原因不明の高熱を発して入院した話を書いた。入院生活は10日近くに及び、その間、私は飼い犬のリリオ(13)を勤務先の学校まで連れていって面倒を見るなど、なかなか大変だった。
妻は入院して、毎日点滴をしながら、レントゲンや血液や尿の検査、その他、頭から爪先までありとあらゆる検査をした。血液検査の結果、CRPの値が異常に高いことが分かったほかは、脳にも肺や胃、肝臓、腎臓にも異常は見当たらなかった。やがて体に吹き出物ができ、それとともに熱が引いて、食欲が快復した。医者の話によると、これで体内に潜んでいた「何かの毒」が抜けたのではないかという。
ところが、昨日、妻が名古屋の実家の近くにある馴染みの喫茶店へ行ったところ、その店のマスターも原因不明の高熱を発して入院していたという。やはり病院で脳を輪切りにするような検査までしてもらったが、原因がわからなかったらしい。
聞きながら、妻は自分とまったく症状がが同じなので、思わず笑ってしまった。しかし、マスターの話はそれだけではなかった。彼の場合も病院の検査では発病した原因がわからなかったが、実は思い当たることがあるのだという。
発病する前からオームを飼い始め、肩に留めたりして遊んでいた。そのオームから感染したのに違いないという。マスターに、「あなたも何か鳥を飼っていませんか」と聞かれて、妻にも思い当たることがあった。
妻も発病する前に、1ケ月ほど、ウズラを飼っていたのだ。それは三重でアパート暮らしをしている大学生の長女のペットだった。彼女が実習で長期間アパートを空けるので、わが家に持ってきて、それを妻が面倒を見ていた。飼い主の長女には感染せず、妻に感染したのは、ウズラが毎日卵を生むのがうれしくて、ときには頬ずりして可愛がっていたりしたからだろう。これで高熱感染症の謎が解けた。
妻はこの原因不明の発熱と嘔吐でつらいつらい思いをし、家族も苦労したが、ひとつだけ幸いだったことがある。それは妻が発病して5キロも痩せたことだ。思わぬダイエット効果に夫婦で喜んだが、しかし、その後の妻の食欲を見ていると、やがて元の黙阿弥になる日もそう遠いことではなさそうだ。
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