橋本裕の日記
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| 2004年04月23日(金) |
真理はどこからやってくるか |
こんなたとえ話がある。国際学会である学者が学説を主張したところ、イギリス人、フランス人、ドイツ人、アメリカ人、中国人、日本人の学者たちがそれぞれ質問にたった。
�ー他攫腟措圓離ぅ�リス人学者は、「あなたの主張はどんな事実によって支えられていますか」と問いかけた。学者が該当する事実をあげると、質問者は納得した。
�∀斥�主義者のフランス人学者は、「あなたの主張はどんな論証の結果得られたものですか」と問いかけた。学者が論理展開に間違いがないことを示すと納得した。
�M�想主義者のドイツ人学者は、「あなたの主張はどんな理念によって導かれましたか」と問いかけた。学者が自らの理念を述べると、質問者は納得した。
�ぜ騨�主義者のアメリカ人学者は、「あなたの主張は世の中にどんな利益をもたらしますか」と問いかけた。学者が実用性について述べると、質問者は納得した。
�ナ幻ゼ腟措圓涼羚饋由惻圓蓮◆屬△覆燭亮臘イ呂匹里茲Δ癖幻イ砲茲辰椴�付けられていますか」と問いかけた。学者が有名な論文を引用すると、質問者は納得した。
�Τ慘鮗腟措圓瞭�本人学者は、「あなたはどこの大学の出身ですか」と問いかけた。学者が世界的に高名な大学の名前を上げると、質問者は納得した。
このたとえ話の原型はプリンストン大学のヨハン・ガルタングという先生がもう20年ほど前に書いた英米型、ドイツ型、フランス型、日本型の4つの知的スタイルについての論文である。ちなみに日本人の質問は、「あなたはどなたのお弟子さんですか」ということになっている。これを私なりにアレンジし分類を増やしてみたわけだが、さらにもう一つ日本に存在する知的スタイルの型を付け加えると、
�Ъ太喙腟措圓瞭�本人は、「あなたはこれまでどんな実績をもっていますか」と問いかけた。学者がノーベル賞の候補になるような論文を学会で発表したことがあることを聞かされて、すつかりその学説を信用した。
さて、以上は程度の差はあるが、一応「知的スタイル」と呼んでよい合理性を備えているように思えるが、この他に、日本にはおよそ知的とはいえないスタイルも広く行われている。そうしたタイプの思考法についても書いておこう。
��体制順応主義者の日本人は、「あなたの説は多くの人々によって支持されていますか」と問いかけた。学者が「いいえ、今のところほんの一握りの人たちだけです」と答えると、質問者は「それではあなたの説が多くの人々に受け入れられるまで、私は判断を保留します」と言って会場をあとにした。
��権力主義者の日本人は、「あなたの説は政府によって受け入れられるでしょうか」と問いかけた。学者が「政府はあまり歓迎しないかも知れませね」と答えると、「お上に楯突くとろくな事がありませんよ。そんな説は今すぐ取り下げるべきですね」と忠告した。
ここで、身内である日本人のことを少し悪く書いたが、基本的には� 銑�の思考タイプはどこの国でも一般に見られることだろう。これを自分の周囲の人間にあてはめて観察すると面白いかも知れない。私は自分を��の理想主義のタイプだと考えているが、たぶんに�ァ銑�の要素も持っている。��番目としてこうした多元主義者の日本人をあげることができるかもしれない。これで「橋本流十如是」の完成である。
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