橋本裕の日記
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昨日は青春切符を使って、小浜まであそびに行った。前日の雨で部活動の練習がなくなったのと、天気がよさそうだったからだ。車中の友は高橋伸夫さんの「虚妄の成果主義」(日経BP社)である。この本を一冊じっくりと読む旅でもあった。
副題が「日本型年功制復活のススメ」となっていて、本の帯には、気鋭の東大教授(経営組織論)による成果主義に対する「初の本格的な批判」、「揺れる経営トップ、悩める人事、落ち込む一般社員におくる<成果主義>の愚かしくも無惨な正体!」と書いてある。少し見出しを拾ってみると、
「人は金のみにて働くにあらず」 「この仕事やってきてよかった」 「自己決定の感覚こそが動機付けに」 「必要なのは未来を拓く本当の経営者」 「ゆらぐトップが会社をだめにする」
読んでみて、とてもためになった。「労働(学習)生産性をあげるには、内的動機付けこそ大切である」と私がふだんから考えていることが、経営組織論の立場から、客観的なデーターなども示しながら、じつにわかりやすく実証的に書かれている。経営学というこれまで馴染みの薄かった学問がどういう歴史をもち、どういう研究をしているのかもよくわかって面白かった。いずれまた、くわしくこの日記で紹介してみたい。
家を朝7時過ぎに出て、大垣、米原、敦賀で乗り換えて、小浜に着いたのが11時過ぎだった。さっそく市街をぶらぶら歩いて、海岸道路に出た。「ごえん」という店で食事をするつもりだったが、あいにく定休日。この店でランチを食べるのが楽しみだっただけに、ちょっと残念だった。
そのまま、海岸道路を歩いて、小浜公園へ行った。桜がほぼ満開できれいに咲いていた。佐久間艇長の顕彰碑のある丘に登り、市街や港を眺めた。それから、古い民家の残る一画を歩き、再び駅前にきた。12時をかなり過ぎていて、そろそろ食事をとりたかったが、定休日の店が多い。
ぶらぶら歩いているうちに市役所が目についてので、そこの食堂で食べることにした。「焼鯖定食」が580円だった。さっそくこれを食べた。焼鯖に小鉢とみそ汁がついている。これはお値打ちでおいしかった。
昔、住んでいたあたりはすっかり変わっていたが、遊び場にしていた広嶺神社はそのままだった。その隣の公園の桜並木がみごとだった。小学生の私は、夏になると毎朝ここでラジオ体操をしたものだった。そこから、南川の堤を歩いた。
川には鴨達が浮かび、堤防には菜の花や水仙が咲いていた。川遊びをする少年たちに、少女が堤の上から「どう、さかなとれた?」などと声をかけていた。そのまま自分の少年時代の風景を見るようでなつかしかった。
帰りは、敦賀によった。ヨーロッパ軒のカツ丼を買うためだ。青春切符のよいところは途中下車が自由なところだ。私をふくめて妻と娘の三人分を持ち帰りでつくってもらった。7時18分木曽川駅着。妻が車で迎えに来てくれていた。家に帰って、さっそく家族でカツ丼を食べた。
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