橋本裕の日記
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2004年03月23日(火) 豊かな共生社会日本の危機

 日本は昔から共生原理のなかで生きてきた。幕末に日本を訪れた外国人は、「庶民だったら、日本に生まれるのがベスト」と書いている。その評価は今も変わらない。住みたい国の人気投票では第一位がカナダで、第二位が日本だという。

 たしかに、私たち日本人は世界一豊かで安全で平和な社会に住んでいる。現在の日本が、人類の歴史上いまだ実現したことのない世界の桃源郷であることは、統計が証明している。

�\こΠ譴猟梗�国である。
�⊆�然が豊かである。(森林率はフィンランドに続いて2位。まわりを海にかこまれ、海岸線はアメリカよりも長い)
�H蛤瓩�少なく、安全である。(最近多くなってきたが)
�ぐ貎妖�たりの国民所得が世界のトップレベル(世界一の座こそあけわたしたが)
�ド鷲戮虜垢�少ない(大きくなってきたが)
��失業率が低い(高くなってきたが)
�Ф軌蕕�普及していて、水準が高い。(大人の学力低下は問題だが)

 こうしたことが実現できているのも、日本が古来からの共生原理を大切に守ってきたからだ。しかしいま、小泉政権の構造改革でこれが一気に破壊されようとしている。この世界に先駆けて実現したすばらしい共生社会日本をアメリカに売り渡すことがいかに馬鹿げたことか、グローバリズムの名のもとに現在進行していることの愚かさ加減には腹が立つ。

 競争原理は共生原理の上に補完的に建てられることによって効果を発揮する。しかし、いま、これが根底から覆ろうとしている。日本をアメリカなみの、庶民にとって住み難い暴力的な世界にしようとしている。これをやめて、共生原理で生きてきた日本の良さをもっと大切にしたいものだ。

 経済復興も、アメリカ流の一人がちの競争原理では無理だ。「ワークシェアリング」を主体とした日本的共生原理に立つことで、日本は経済的にも文化的にも復活することができる。かっての15年戦争や、バブルの悪夢は大きな反省材料だが、これはどこの国の国民も経験するあやまちだ。私たちに求められているのは、これを反省材料にして、さらに道徳的に成長することだ。

 日本人は自分の国の歴史と文化に、もっと自信を持っていいのではないか。最近の悲観的な世情をみていると、そんなことを痛切に感じる。現在の私は、どちらかというと、「共生社会日本を守ろう!」という保守主義者の心情に近いのかも知れない。日本が世界にとっての「希望の国」であり続けてほしい。

 以前にも繰り返し書いたことだが、日本の宝は、�)�かで美しい自然、�∨�葉集を代表とする日本の共生的文化、�J刃揃�法の3つだと思っている。これを大切に守り育てたいものだ。これを足場にして、世界の平和と繁栄に貢献していくべきだろう。アメリカに追随するだけの日本に未来はない。


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