橋本裕の日記
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2004年03月07日(日) 日本は援助小国

 日本の国連分担金は2003年度は321億円で、全体の20パーセントちかくを占めている。分担金を延滞している超大国のアメリカよりも多い。この他、国際食料農業機関などの分も合わせると国際機関への援助総額は2000億円をこえていて、この分野での国民一人当たりの額は世界一である。

 日本のODA(政府開発援助)も、1991年から10年間世界一だった。2000年は135億ドルに達したが、2001年にはその額を37億ドル減らして98.5億ドルにした。これで世界一の座をアメリカに明け渡したが、総額でみるかぎり援助大国であることにかわりはない。

 しかしODAの中味をみると、アメリカをはじめほとんどの国の贈与比率90パーセントから100パーセントであるのに対して、日本は50パーセントに満たない。つまり返還をもとめない贈与よりも貸与の方が多い。ちなみに2001年のODA実績を、返還を求めない贈与の部分の額で比較してみよう。

 �.▲瓮螢� 113億ドル
 ��日本  49億ドル
 ��ドイツ 44億ドル
 �ぅぅ�リス 44億ドル
 �ゥ侫薀鵐后。械群�ドル
 �Ε�ランダ 32億ドル

 オランダの贈与率は100パーセントである。日本の7割りに近い32億ドルという額も、GDPがおよそ日本の1割の4170億ドルであることを考えれば、驚異的な額だといえる。GDP比で見ると、オランダやノルウエー、スエーデンがその名に恥じない援助大国で、目標基準値のGDP比0.7パーセントを超えている。

 GDP比で見ると、日本はDAC加盟の先進22ケ国の中では下から5番目の0.23パーセントで、アメリカは最下位の0.11パーセントしかない。経済大国ナンバー1と2のアメリカと日本はその経済規模に似合わない援助小国である。

 こうした政府を主体とした援助の他に、NGOを通じた個人ベースの援助がある。私の場合はユニセフやペシャワールの会などに毎年献金をしているが、この分野でも国民のほとんどがなんらかのNGO活動にかかわり、巨額の個人献金をしているオランダなどに比べて、日本はまだまだ国民の意識が低い。ODAの量と質を向上させていくことも大切だが、個人が世界の情勢に当事者意識を持って、直接こうした活動にかかわることも必要ではないかと思う。

(1泊2日で東京へ行って来ます。明日の日記の更新は夜10時過ぎになります)


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