橋本裕の日記
DiaryINDEXpastwill


2002年06月07日(金) 日本の教育の問題点(4)

私「社会のありかた、家庭のあり方、学校のありかた、それぞれに問題が鬱積しているようです。どう整理していいのか分からなくなりました。Eさん、何かご意見はありませんか」

E「皆さんの話に耳を傾けるだけで精一杯でした。正直言って、私にはむつかしい話はわかりません。そこで一つ質問ですが、いわゆる学力崩壊というのは、<読み、書き、計算>ができないということなのですか」

D「その通りです。本を読むことが苦手で、もちろんろくな文章も書けず、計算もできない、そんな高校生や大学生が大量発生しているわけです。理科系の大学生でさえ、ろくに分数計算ができないという信じられない事態が起こっているわけです」

E「分数計算は私もできません。私も学力崩壊の口ですね。文章なんて書いたこともないし、そういえば、本も余りよまないな・・・」

A「でも、Eさんは会社を経営してみえるわけでしょう。業績もいいと聞いていますよ。何でも中国にまで進出したそうではありませんか。中国語をはじめ、英語や韓国語も話せるそうですね」

E「商売上外国へ行き、彼らと交際しています。だから、まあ簡単な会話ぐらいはできますが、話せるというほどではありません。向こうの役人と話すときには、通訳をつれていきますよ。商売が成功したのは、有能な従業員に恵まれたことと、地道に信用を築いてきたからだと思います。バブルの時も本業一筋でしたからね。まあ、馬鹿がいくつもつくほど正直にやってきましたよ」

A「Eさんの話を聞いていると、学力とは何かと、いまさらながら考えさせられますね。学校で通用する学力と、社会が求めている学力とは、少し違っているのではないでしょうか」

E「たしかに私は学力はありませんが、しかし、やはり私の会社の従業員には学力があって欲しいですね。すくなくとも、<読み、書き、計算>くらいはできないと、雇いたくありませんね。自分のことを棚に上げて言うわけですが」

A「日本の学校ではずいぶん高度な知識を教えていますね。塾や予備校に通っている子供も大勢いる。にも拘わらず、<読み、書き、計算>もろくにできない大学生や大人が大半だというのが不思議です」

G「そこですよ。私などもう中学生の息子の勉強相手ができなくなっている。理科にしろ社会にしろ、歯が立ちません。外国との比較でも、日本の中学生の学力はトップクラスだという。にもかかわらず、大学生になると最下位に近い。小学生のときできた分数計算もできなくなっているという。これは一体どうしたことでしょうか」

A「Gさんは大学の先生だと聞きましたが、そのGさんが中学の問題が分からないと言うのは不思議ですね。Gさんのような知性人にしてこの現状だとすると、これは大きな問題ではないでしょうか」

私「私もかねがねこの点を疑問に思っていました。案外ここに日本の教育問題を考える重要な糸口があるかもしれません。少しこのテーマを深めてみたいと思うのですが、いかがでしょうか」

<今日の一句> 石を割り たくましきかな 夏の草  裕


橋本裕 |MAILHomePage

My追加