橋本裕の日記
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2002年02月08日(金) ポルノ論争

 最近北さんと「ポルノとは何か」ということを話し合った。その成果は北さんが書いた掲示板の文章を読んでもらえばわかる。ポルノの定義部分を引用しておこう。

「ポルノとは、性欲をそそる目的で、人間の一側面である性欲の世界をあたかもそれだけがすべてであるかのように描いた作品。たとえ性欲の世界を濃厚に描いていても、それが人間の一側面であることがしっかりとおさえられている作品はポルノではない」

 ポルノの定義としては、これでいいのだろう。ただこの定義の文章から、「ポルノは好ましくない」「ポルノは追放すべきだ」と性急な結論を出してもらってはこまるということだ。ポルノ大好き人間の私は、むしろポルノを積極的に容認した定義はないものかと思案中である。

 最近「ショコラ」という映画を見て、深い感銘を受けた。古い因習の支配する村に母と娘の親子がやってきて、チョコレート屋を始める。まるで村の雰囲気にそぐわない二人は、最初から村八分のような扱いをうける。

 村を支配しているのは厳格な信仰に生きる村長さん。日曜日の教会の説教の文章を彼が若い牧師に代わって書いて、牧師に読ませることで、自分の思うように村人の心をマインドコントロールしている。彼にとって、チョコレートは村人の純朴な心を蝕む悪魔の誘惑のようにしか思えない。そして彼は自分の禁欲的なスタイルを村人に強要する。

 しかし、村にも彼の意のままにならない落ちこぼれや変人がいる。そうした人たちがチョコレートを食べることで、精神の自由に目覚めていく。そして、少しずつ、村の雰囲気を変えていく。最後、ようやく若い牧師が、教会に集まった人々を前にして、自分の言葉で説教をする。

「大切なことは私たちが何を禁止し、排除するかではなく、何を受け入れ、容認することができるかということではないでしょうか。こうした寛容さこそ、神の愛に一番近いのではないかと思います」

 折りしも、児童ポルノ規制法が改正されるという。BeerDrinkerさんが書き込んでくれた文章によると、改正の問題点は主に次の2点だという。
� 。達如�絵画、イラストなど、実写以外も対象とする
�◆|噂秉蟷�も処罰の対象とする

「若い女の子のHなイラストや漫画なんて、どこの家にも1冊はありそうなもんです。身内が出場した中学の水泳大会を撮影して、水着の女子が写った写真を持っていたら御用、なんてこともあるかもしれません。同法の定義があまりに曖昧ですので、解釈次第で別件逮捕の可能性は無限に大きくなります」

 私は児童ポルノの愛好家ではない。しかし、児童というのは18歳以下だと言うから、中学生や高校生もはいる。我が家のアルバムには水着姿の娘たちの写真が貼ってある。これもポルノということになるのだろうか。私ももちろんこの改正に反対したい。

(参考サイト)
「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の概要」
 http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen/gaiyo.htm


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