自意識過剰 …2006年04月19日(水)
たとえば炭水化物に魅入られてコンビニでいもの揚げ物とおにぎりとお弁当を買うとします。
うっわ、こいつこんなに食うなよカロリー消費しろって優香死ね？と店員に思われるのが嫌で、お母さんにおつかいリストを渡された小学校3年生を装い、決して俺独りでべろりと平らげるわけじゃないんデスヨーとさりげなくアピールしたいがためにお箸を数本頂戴することにしています。俺独りがもぐもぐ食うんだけどな。お母さんはクアラルンプールにいるけどな。スーパーでは自炊もしない寂しい寡婦系池沼と思われるのを全力で避けるため、菓子だけ買うことはせず食べたくもない果物や野菜も一緒に買います。そう、俺は気恥ずかしいほど自意識過剰。三十路という名のアウトブレイクが駆け足で忍びよりつつあるとうのたった婦女子が抱える濁ったカラーの自意識過剰はいつだってミリチョット厄介で。アタイに職が見つからないのも薄ら笑いの裏に蠢く自意識過剰が面接官にはうっすら灰色のモザイクなどそもそもなかったのように見透かされているせいなのかもしくはブサイクだからか。
マジ聞いてくんねえ？語学関連の職に応募すれば軒並み採用されるもののオオサキャまで毎日研修に通えだとか無駄な労力を強いられるのは堪ったものではなく、そうしてオオサキャが嫌い杉て足を踏み入れたくないがゆえに低姿勢でお断りしつづける反面、コンビニやワーク系に応募すれば片っ端からお断りされつづけるどころか蟹江敬三のような面接官に「あなたちゃんとしたところで働きなさいよ。アカンやんか」と一喝されてしまう始末です。コンビニなんて無差別に受かるバイトじゃなかったのかと。もう何もかもを投げ出して水木しげるロードへ出かけてみたり春の高校野球にうっかり萌えてみたりもしましたがロークラス面接官に冷たくあしらわれつづける現実は今も変わることなく敗北数ばかりを地道に重ね、主よ、助けてくれとは申しません。私の邪魔をしないでください。俺に黙ってレジを打たせてくれればよいのです。いらっしゃいませこんばんはー、とか言いたい。超言いたい。
最近はもっぱら血便と吐血に加え慢性的胸焼けとまるで中年管理職のような体調不良にもがいています。自意識過剰にじわじわと真綿で首を絞められるように俺はもうすぐチヌのでしょうか、いっそひと思いにやっとくれ。
