岐路に立つ …2003年06月10日(火)
つい先月までは将来の心配事といえば糖尿病ぐらいだったのに、気が付けば俺の前には「就職」という難関が立ちはだかっていました。 職のオファーはいくつかありましたが米内での仕事のため、俺が毛唐であるが故に給料の数十パーセントが税金という名の逆ペイ・フォワード社会還元システムにしょっ引かれ手元に残るお金で暮らしていくのは少々心許ないつうか俺は帝国に戻りたいんだっつうの。 という話をメロンキャンプにもらしてみれば、「御前、俺と結婚。 御前、グリーンカード収得。 御前、給料まるまる笑納。 御前、ハッピー。 俺、ハッピー。 みんなハッピーだネ！」と恐らく本年度201回目の薄っぺらい気楽な求婚願を放たれましたがメロンキャンプとタイタニック号に乗り込むつもりは微塵もなく、乗り込んでみれば氷山に激突し、乗客の半分だけ積み込まれた救命ボートを子供のふりをしてムリヤリ奪い合うような俺が俺が度の高い血みどろ結婚生活を送るであろうことも明らかであるので俺はやはり帝国に戻り路頭に迷う星の下に生を受けたのです。
冷静になって考えずともこの不況に美大院を出て、しかも油科修了のご身分で職が使用済みナプキンのようにやすやすと転がっていることは決してないこともまた明らかです。 それでも才能のあるお方はどれだけハンデを背負っていようがくすぶった原石のままで終わらず然るべくして広く認められ、たとえばミケランジェロ。 ブサイクでチビで少年萌え。 葛飾北斎もな。 ブサイク。 ロートレックもな。 チビ。 ダヴィンチもな。 少年萌え。 嗚呼、世の中には天才が多すぎます。 アタイのような道端のジャガイモにも光を！ 何の才能も持たない俺は一生みにくいアヒルの子以前の石ころつうか石炭とかマンガンで窃取されるためだけにあるような人生を終えるのです。 二酸化マンガン倶楽部。
個人的な話で恐縮ですが無職です。
この働かないよろこびを御前等と存分に分ち合いところですが、せっかくやることもないのでバルセロナとコペンハーゲンに出かけてきマウス。
バルセロナではサグラダファミリアの前でアレハンドロと、コペンではティヴォリ公園でヨハンとそれぞれ燃え盛る愛に身を委ねる予定ですヨーダ。
