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2004年12月03日(金) 角田光代

アサヒコムの「作家に聞こう」というインタビュー連載が、角田光代の回で、ここに面白い記事を見つけた。以下、ある読者からの質問と、それに対する作家の答えである。



以前、町田康さんとの対談(注:マガジンハウス『ウフ』にあるようです)で、正確な言葉は覚えていないのですが、ご自分の小説は商店街より先(例えば、歴史や国家)に届かないのでは、と危惧されていたことが印象に残っています。ぼくは個人的に“商店街の先”というものからして胡散臭いと思うものの、角田さんの危惧はその後、解消されたのでしょうか? あるいは今後、作家・角田光代像の大幅な変化があるとすれば、その触りだけでも予告してもらえると嬉しいです。(東京都・「バラバラ」さん)

あのとき、どうしたら町田さんの『パンク侍、斬られて候』みたいにぶっ飛んだものが書けるのかという話になって、私は商店街みたいなものしか書けないし、その商店街から抜け出せない気がする。そして、それが悩みでもある、と言ったんです。すると、町田さんは、商店街の品物のひとつをずっと見ていけば、微細なものがその先に通じているはずだ、というような意味のことをおっしゃったのですが、私は微細に近づくこともできない。実は、今も悩んではいるのですが、ちょっと解消しつつあるというか、開き直りつつあります。最近は、もし、歴史とか国家といった大きなものに触れるとしたら、商店街を通じて触れることもできるんじゃないか、と思うようになりました。

今後については、いつか今自分が歩いている目線より、もうちょっと高い位置から商店街を俯瞰したいな、と思っています。


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