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2004年12月02日(木) 「醜悪なものの中にこそ、真実があるんだ」

セットしておいたラジオの音で、
毎朝7時半ごろ目が覚める。
寒いので、8時までふとんでごねる。
意を決して起きると、まずこたつの電源を入れる。
鍋に牛乳を入れてわかす。
会社に持っていく水筒の準備。
寒くなってからはココアが多い。
お風呂に入るのが面倒くさいので、またこたつでごねる。
水筒のあまりのココアを飲んで、余裕があるとパンを食べる。
新聞を読む。
本当はここで、始めから終わりまで
読まなきゃいけないんだよな、
そのためにはあと1時間早起きするべきだな、
みんなはいつ新聞を読んでいるんだろう、と
毎朝思う。
「ひと」と「天声人語」は楽しみなので最初に。

ごねたすえに、あわててお風呂に入る。
最近は服を買っていないので、
去年やおととしにかったものを使い回しだ。
ライトグレーのニットと、紺のプリーツスカートを
今日は着た。
タイツをはいてブーツを履いて、
寒いので今年はじめてマルジェラのコートを出した。
もうこれも4年目だ。
9時半に家を出る。

駅まで10分歩く。
途中にあるお茶屋さんの急須がいつも気になる。
この店に入ったことがない。

電車に乗って読書をする。
今はブックオフで買った鷲田清一『モードの迷宮』と
新しい装幀の春日武彦『幸福論』を気分で持つ。

寒い日の電車の中の空気は好きだ。
張りつめていて、コートを着た人々の品(ひん)が、
こもっている感じがするから。
晴れた日の総武線の景色は美しいので、
信濃町を過ぎたあたりで顔を上げる。

市ヶ谷のお堀ぞいを、釣りする人たちを
眺めながら歩く。
あえて信号を渡らずに、
ずっとお堀沿いを歩く。
法政大学のビルに日光が当たっていた。

会社帰りに水面は、
月に照らされて黒く光る。
信号も光る。
早く帰れた日は、駅前の文教堂に寄る。
寒くない時期は、新宿のブックファーストにも
よく寄った。
最近は寒いので足が向かない。
高田馬場に着いて、
あおい書店に寄る。
色々な本屋ができるけれど、私にとって一番助かるのは
開いているお店だ。

ごはんを炊いている間、
お菓子や肉まんをつまみながら味噌汁をつくる。
ラジオ深夜便をつける。
12時前に間に合うと、「ナイトエッセイ」が聞ける。
先日やっていた詩人長田弘の話は良かった。
たいてい、
ごはんと味噌汁と焼き魚
(冷凍しておいたやつ)を食べる。
納豆か、ごはんですよを一緒に出す。
夕飯を食べながら、また新聞の続き。
ここでも読み切らない日は、だめな日。

パソコンの電源を入れる。
今日のヒット数を見て、
ブックマーク先を見て、眠るまでごねる。

眠ると決めたら、ふとんで
町田康の『猫にかまけて』。
あんまり面白いので、声を出して笑う。





こういう何の変哲もない毎日が、
一週間続く。
こういう何の変哲もない毎日が、
ただ一週間続くという、
それだけのことを書いているだけでは
あんまりつまらなくて退屈で、
誰も読んでくれなくなるので、
それに諸々をくっつけて書いているのが、
いつもの日記だ、なんて
かっこ付けたことを書くけれど、
日々はそんなに単純じゃない。
上の文章には、コンタクトを外す時間や
洗い物をする時間が入っていないし、
すきなひとのことを考えていることなどは
恥ずかしいので書いていない。
淡々と書くことばかりが真実だとは思わない。
情念ばかりで埋まっているリアリティもあるのだ。
ただ、それも日々だということだ。
それだけ、「だけ」と書くのは意味ありげだが、
何の意味もなく、
そういう日々だということだとか
こういう書き方も、
なんか諦めてるみたいでちがうんだよな。


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