■タワレコで本を買う
約一週間、意図的にインプットを減らしてだらだらと時を過ごしていたら、自分としてカタルシスのある文章が書けなくなった。これが私の排泄物!と絞り出すやり方がつかめなくなってくる。まあ別に絞り出さなくてもいいんだけど。きもいよ、絞るなんてね。
やはり本を読むことは大切。つくづく、私は努力し続けないといけない人間なのだと知る。さっそく今年の目標に戻ることを決意、佐藤良明『ラバーソウルの弾みかた ビートルズと60年代文化のゆくえ』 (平凡社ライブラリー)を購入。これが帰りの電車で読んだら本当におもしろくてはまった。あと、タワレコで視聴したのだとメロウというグループの『パーフェクト・カラーズ」というアルバムが良かったです。
■ブルーナ展
母親が行きたいというので、「ディック・ブルーナ展」についていった。たった300円でいいものが見られました。ブルーナ氏は、装丁家としても知られる(というのはもう常識?)。彼がデザインしていた本は、「ペーパーバック」と呼ばれる類の本だ。日本でいうと「ノベルズ」が一番近いのかな--駅の売店に置いてある、推理小説や大衆小説。最近こじゃれた雑貨屋さんに彼の本が売っているけれど、あれって清涼院流水の小説を並べているのと変わらないわけだ。そう考えると可笑しい。ブルーナ氏の経歴からは、アーティストに定番の苦悩のあとは読みとれなかった。「うさこちゃん」の生みの親にふさわしい、ヨーロッパ紳士のイメージ。家業の出版社経営の傍ら絵本作家を志す、すてきなお父さんという印象です。
いつものとおり図説を買って散財。しかし2千円ほどであの分厚い図説が手に入るのに、広告が入っているくせに1500円とか、そういった雑誌の価格設定はバカじゃないかと思う。値段ということだけで言えばロッキングオンは500円雑誌が多いから偉い。でもラルクを載せる「ジャパン」は、他にどんなすばらしい記事があったとしても、鹿野さんが天才でも、絶対に買わないぞ。
■葉書と対面と保留
少し前にもらった、「最近はどんなことを考えていますか?」と一言書いてある葉書を引き出しにしまって、その問いかけには答えないまま返事を出した。「木村伊兵衛と土門拳展に行きましたよ」と近況だけを書いて。
最近はどんな事を考えているのか、そういうことに向き合うたびに辛いことが起こるので、突き詰めるのをやめていたのかもしれない、無意識に。適当に展覧会に行って、適当に買い物をして、適当に雑誌を読みあさって、適当にブログを覗いておけば、たいていの用は足りる。自分と向き合ったり人と向き合ったり、そんなことはだるいよ。もういいよ、と思ってしまうこともある。便せん何枚にも渡って手紙を書くのには、それなりに力がいるのだ。こんな事がありましたよ、と近況を葉書で知らせるのは、粋なんじゃなくてただ楽しているだけ。
さて、新聞を読むのは楽しい。オピニオン云々を置いても、色々なことを知れるから。しかし、きっと、新聞を作るのは大変だろうと思う。ひとつひとつの事件に、記者は向き合っているわけだから。
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