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2004年02月25日(水) だってカートみたいだから 私がコートニーじゃない?

■「ホシちゃん」という女の子

ホシちゃんに勧めてもらったハナレグミ『音タイム』を買う。なんかきっとこんな感じだろうな、ある一定の感動だろう。そう思って特に、聴く気のなかったアルバムだった。「毎日泣いちゃうんだよね」彼女の言葉で少し気が変わった。

多分ホシちゃんは、私と正反対の何かを持った子だ。彼女は「私を見て!」なんて大声で言ったりしない。辛いことがあっても、叫び出したり泣いたり、男の子に頼ったりしない(と私は思う)。喜びも悲しみも、彼女の表現方法は小さくて上品で、とても魅力的だ。



たちいったことには ふれないよ 安心してて
見せられないこと ぼくも 持ってるしね

ボンヤリ 空を 見つめるだけで 伝わる言葉も あるよ
それだけで 今は 充分だよね

ナタリー 今日は ここで寝かせて
ナタリー その胸で 夢見させて

小高い丘の上から見下ろす いつもの夕暮れの町。
与えられた光と時間、守られているような。
ほほをかすめる冷たい風 今日の日の終わりを知らせ 
1本の気にもたれている僕らは 立ち上がる。
そう、忘れてゆくかもしれない この景色、もう戻らないかもしれない 気持ち。
でも僕らはすべりだす。 そして家路へ急ぐ。
真っ赤にそまった この空を、僕らの笑い声を、また夢で 見ればいい。
いつか夢で見ればいい。

幸せを 話そうよ 見方を変えて
幸せだって 言ってしまうんだよ

ボンヤリ 空を見つめれば 悲しいことは ネコにくれてやるほど
そんなもの 今 ほしいものじゃない

(M8「ナタリー」)



お気に入りの服を選んだり、友達に会ってご飯を食べたり。手作りのブックカバーを作ろうと思って本を買ったり、(でもなかなか作れずじまいで終わったり)くるりの新曲を視聴してアルバムを買うまで待つか悩んだり。そんな日常の隙間に、たまに届かずに終わった思いやうまくいかない面接を思い出すんだ。エッジじゃない、新しくもない。普通の、かわいい、ひとりの女の子の日々は、そんなに退屈そうに見えるかな?型にはまってるって、文句言うのかな?ホシちゃんはきっと気にしないよ。「自立」しようと必死なあなたより、ずっと幸せそうじゃない?

中学校の時、3年間同じ人を好きだった。いつも成績が一番の私を、少しも特別扱いしないで話しかけてくれる、野球部の男の子。彼にはかわいい彼女がいた。クラスで一緒にいる二人を見ながら、あのころの私は何を思っていたのだろう。日記には勉強のことしか残っていないから、今となっては正確なところは分からないけれど。思いも伝えずそこにある距離のままに接して、向き合って、嬉しかった。そして卒業が来た。

なぜだかそんな幼い恋を、思い出した。

ホシちゃんは強い。ひとりで立つとは、どういうことだろうか。結局、「スカして」いただけの自分を振りかえって、考えた。渋谷の町は少しも怖くなかった。優しい音楽がウォークマンから流れてきたし、ホシちゃんもきっとこんな気持ちで歩いている気がしたからだ。

帰りに立ち寄ったブックファーストで、ほっとしてしまう私ってださいなあと思った。

ホシちゃん、私も「ナタリー」でちょっと泣きそうになったよ。キャラじゃないから、我慢したけれど。毎日の暮らしは叫びだしそうなほど辛くなんてない。もう一枚買った、コートニー・ラヴの絶叫にグッとくる自分に少し嫌気がさして、そしてホシちゃんになれない私は彼女が好きだと思った。



■観劇

友達の参加している劇団、ペピン結構設計の公演を、池袋の東京芸術劇場で見る。いつもの通りおもしろくて、すてきな午後が過ごせた。

前回見てから格好良いなあと思っていた俳優さんが今回は主役級で、しかもダメ男役という、私のツボをぐぐっとついてくる設定だった。作品の素晴らしさ云々の前にそれだけでも100点。

『東京の米』という題にちなんで終了後におにぎりを配っているのを、ちゃっかり頂く。そうしたらなんとこれが今話題のニギリズム作!隅から隅まで洒落てるねえ。

「あと5日で30になります、20代で結婚したいです、わかるよね?」

おにぎりの中にこんな↑紙が入っていました。私専用?と思ってドキドキした。28くらいには結婚したい。


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