北京の下町で、銭湯を経営する 父と知的障害を持つ次男。 都会で働く長男が帰省することで 始まる家族物語です。
映画が始まり最初に出てくる 最新式銭湯がおかしい。 車の洗浄と同じような人間洗浄機(笑) ちょっとしてみたいかも。
それとまったく対照的な 主人公一家が営む「清水池」 中国の銭湯は、マッサージもしてくれて ただ湯に浸かるというより 常連客の毎日の社交場のような 雰囲気で見ていて楽しいです。
コオロギを戦わす老人の 真剣さも。 子供みたいでいいなあ。
淡々とした日常を過ごす中での 家族の出来事が 暖かい眼差しで描かれていて 昔の日本映画のような感じでした。 中国が舞台なのに日本のような そんな親近感がひしひしと。
特に父と次男が とっても仲良しで。 おお、いいな友達みたいな 親子関係。 一緒に湯船で顔をつけて 何秒息を止めていられるか なんて、小さい時でも なかなか一緒にはしないですよねー。
英語タイトル「シャワー」よりも 絶対「こころの湯」の方が 合っているなと思ったのでした。
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