気は形があるものから生まれるが、形がなくなっても残る。薬草は枯れた後もその気が宿り、体を癒やしてくれる。肉体が壊れていないのに、心が衰おとろえてしまうのは、天地の法則に則っていないということだ。 気なるものは容(かたち)を得て生じ、容を亡って存す。草枯るるも猶(なほ)疾(やまい)を癒(いや)す。四体未だ破れずして心まず衰ふるは、天地の則に非ざるなり。p54