目次過去未来


2011年03月31日(木) 伝言ゲーム



 十人が一列横隊に並んで、左でも右でも端からある出来事(ニュース)を耳打ちし伝えて行く。最後の人は隣の人に伝えられた事を正確に発表しようとする。が、各人正確に伝えた筈のニュースは、往々にしてまったく頓珍漢な結末となり、それを皆で笑うというゲームがある。今ネット上で飛び交っている原発関係の殆どは、ある数個のデータ元から各有象無象があっちこっちに伝えたあげくの事だと見ている。
もっともやっかいなのはマスコミで、本人達の意識してかどうか解らないが、正確に伝えようと、微に入り細に入り伝えて安心しているが、これがもっとも風説を呼ぶのである。真剣に聞いても伝言ゲームで、最後の人に完全に伝わる事はまず無い。ましてやテレビは「絵」付きである。ちょっと見てあるいは真剣に見てそれを人に伝える時、間違いなく変形する。おまけに、テレビのニュースは昨日の数値と今日言った数値が違っているという事はここ連日である。

そこで、心安らかに過ごす方法。テレビは見ない。例えば過去の最悪と言われる放射能漏れ事故などの文献を読んでおく。放射能の知識を持つ事。放射能は普通に野菜にも含まれる事や、地球に住んでいる限りいつも放射能からの放射線を浴び続けている事など。
核爆弾と同一視しない事。
ネットのまことしやかな井戸端会議には参加しない事。巡り巡っているうちに情報は必ずおかしくなる。

過去を思いだす。かってマグロの水銀値の異常が騒がれ、基準値のン百倍あるとマスコミはこの世のおしまいのように連日騒ぎ立てた。ところがある日突然マスコミから話題が消えた。どうしてか。何の基準で作ったか解らない基準値を引き上げたらあら不思議、以後まぐろに毒はなくなったのである。
今マスコミが盛んに言っている「基準値」はそんなもんだろう。

ほんまに危機なら見てる横でばたばた死んで行くだろう。
不安なら広島長崎に戦後住み始めた人に聞いてみたら良い。放射線の事で言えば、半減期が何万年というのもあるのだから、いまだに被曝最中だ。
爆弾でこれなのだから、圧縮度の低い、完全に停止している原子炉による想像を超える被曝などあり得ないと考える。野菜はざぶざぶ洗って食べる。中国の農薬たっぷりの野菜は毒にはなっても薬にはならないが、放射線は健康に良いと言う学説もある。


ここで元気になるためのイエロージョーク。

温泉に避難して来た老人に某テレビ局のインタビュー。

インタビュアー 「福島原発十キロ圏内から来られたそうですね。」

老人  「いやー、平素は何も思わんかったけど、恐ろしいもんやと。偉い人がとにかく逃げぇ言うもんで,とりあえず体も疲れがたまっとるし、温泉に逃げて来た」

インタビュアー 「それはようございましたね、ゆっくり温泉につかって休んでくださいね、効能はなになに…、胃腸の疾患、神経痛、自律神経失調症や精神的疲労など精神関連…他、ふんふん何でもに聞くんですねぇ!
で、温泉種は?」

旅館の主人  「はい、ラヂウム温泉です。」

野次馬   「被曝しとるやないけ!!」



→2002年の今日のたん譚


→2010年の今日のたん譚


















myrte21 |MAILHomePage