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2002年10月23日(水) |
北朝鮮覚え-本当のところ- |
偉大なる指導者、金日成 金日成は本名を「金聖柱(キム・ソンジュ)」という。 中国国籍の男である。ロシアが作った。金聖柱は終戦の2ヶ月後、突如「金日成」としてデビューした。 当時ロシアから凱旋帰国し、演説をするというので、聴衆は広場に待った。ところがやってきたのは30代と思われる男で、長老達は直ちに偽者と見抜いたが、そう言う人はやがて徐々に粛清されていく。少なくとも金日成と名乗る男は三・四人はいた。 本物の伝説的抗日英雄「金日成」は1937年、36歳で死んでいる。 本物は咸鏡道出身だが、偽者は平安南道出身。年齢も全く違う。 白頭山を抗日の拠点にし、白馬で駆け抜けたりはこの本物の方の伝説で、正日の父、金日成ではない。
息子金正日。
金正日は1942年ハバロフスク近辺のビヤツク村で生まれ、ロシア名を「ユーラ」という。
「金正日同志は白頭山の子です、白頭山は金正日同志の故郷であり、 彼の胆力をうんだ揺籃です。金正日同志の思想や性格を見てもそうであり、 彼は不思議なほど白頭山に似ています。 白頭山の精気と気象が彼の心身に満ち溢れているのです。」
優秀な宣伝部は、革命の聖地、白頭山で生まれたという「おとぎ話」を作った。ついでに金正日が生まれた家も造った。 すべて創作、嘘。
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北朝鮮は、身分制度が徹底していて、3代前にさかのぼってチェックされ階級が決められる(3階層51分類)。日本からの帰国者は、無条件で「敵対階層」行き。ご丁寧にも、「差別扱いするように」との御教示もある。
もし親が金日成親子や党に対して不満を言ったら、子供はそれを組織に報告し。そして親は処罰される。
これがこわくて拉致者達は、はっきりものが言えない。日本人が、子に対するものとまた違った思いがあるのである。日本人は親と子の絆が、子と神さん仏さんより強い。所がキリスト教他一神教の宗教は、序列が神-子、神-親となる。北朝鮮もこの関係にあり、金親子-子、金親子-親 となる。完全な宗教なのである。だから懺悔や告白は、神の前に置いては、親も子も等しき存在となる、従って神に逆らえば、親であっても密告される。
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