オクラホマ・スティルウォーターから

2001年04月01日(日) 4月だ

 今日から4月に入って、夏時間もちょうど始まった。1時間早起きになるので、1時間の損である。
 
 冷蔵庫の中がほとんど空っぽで朝昼兼用でも何を食べようかと言うぐらいだった。昼過ぎに、近所のIさんといっしょに近くのスーパーに行った。Iさんは今年の夏には日本に戻られるので、荷物をそろそろ日本に船便で送りたいようで、荷物を入れられる箱を探しておられた。ここに長く住んでおられるIさん(別の方)から酒屋に崩していない箱があるという情報を得たそうで、いっしょにスーパーの近くの酒屋に行った。私は車の中で待っていたが、ネジャーティがついていった。

 何箱か持ってきたが、店の女の人から、もう崩してある方を持っていってほしい、といわれたそうで、ネジャーティが、「崩してないのがほしいんだ」といったらしい。そこは男である。そういうときには男の人は頼りになる。ま、買うものも買わないで箱だけ持っていくのもお店の人にとっては嬉しくないかもしれないが、そんな崩した箱を何に使うねん、お店の人もお店の人やわ、と内心思った。

 スーパーに行こうとしていたとき、一人の男の人が酒屋に入って、入口近くの箱を何箱か持って、すぐ出てきた。「な〜んだ、他の人も持ってきてるやん。それに、その人にはなんも言わへんのかぁ。」と誰もがそう思ったようである。男の人には言いにくいのかなぁ。

 夜、電話がかかってきた。ここ最近、ずっと1日に2、3回は「ネカーティ・カバルさんはいらっしゃいますか?」という勧誘の電話がかかってきている。「ネカーティ(NECATI)」というのはアメリカ人が「C」を「K」の発音で言うからだ。トルコ語では、「J」の発音をするので、「ネジャーティ」なのである。「ネカーティ」という人はネジャーティを知らないでかけてくるのである。
 そして、そういう時は「いません」の一点張りである。たまに、「ミセス・カバルさんですか?」と私宛にかけてくるときもある。その時は私を知らないのである。私は日本の苗字を変えずにそのままにしているから、苗字はカバルではない。「そんな人はいません」といってもいいのだが、最初は真面目に電話を受けていた。最近は英語を話さない人のふりをして「英語がわかりません」といっている。そういう電話は真面目に応対する必要がないと最近悟ったのである。

 夜かかってきた電話は「ネジャーティはいますか?」で、ミシガンにいるネジャーティの友人だった。


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