昨日ミズーリにいるトルコ人、メメット(Mehmet)にメールを出した。電話をしてくれるのはいつも向こうで、それも、以前、電話会社ともめていて、電話番号もよく変わっていて、こちらから連絡しづらかった。また、メールアドレスも変わってて、「全然連絡くれない」とかいうわりには、「連絡先を教えてよ」と文句をいいたいぐらいである。
メメットにはフロリダの語学学校で知り合った。ネジャーティと同じ時期にトルコから来て、私と同じ時期に、大学院に入った。FSUに入る予定だったのが、急遽進路をかえて、ミズーリに移ってしまった。語学学校から、私を入れて3人、同じ時期にFSUに進学するはずが、1人は日本に帰ってしまい、メメットもミズーリに行ったので、結局私1人だけになってしまった。
メメットは数学を専攻していて、現在博士課程にいる。奥さんもトルコ人で、数学を専攻して、博士課程で同じ学校にいる。
早速メールの返事が来て、7月に子供が生まれると知らせてきた。超音波では女の子らしいが、あまり信じていないようである。 ------------------------ メメットはネジャーティ同様、初めて会ったトルコ人の一人である。とても面白い人で、国籍を感じさせない友達である。少しずんぐりむっくりで、ネジャーティの細身とは違うし、また、とても毛深い。小倉久寛といい勝負である。私は、うちの家系が毛深くないせいか、毛深いのになれておらず、メメットの毛深さには失神しそうである。 ネジャーティにそういう話をすると、ヨーロッパでは、毛深い人の方が男らしさを感じるらしい。うぅ〜。それは、私にはきつすぎる。
そんなメメットでも、何となくお茶目で、ちょっとキューピーに似ていて、目元も、トルコ人独特の目である。そういう理由からか、トルコや近辺諸国の女性にもてるらしく、また、ちょっと気になる女性には花を贈ったりしている。おぉ〜!これがトルコ人の男性の求愛方法かぁ、思ってると、全くそれとは反対のネジャーティがいたりする。ちなみにネジャーティはバレンタインデーを知らなかった。トルコはイスラムの国だからなぁ、と思ってたら、メメット曰く、「トルコにいた時は、自分は花を贈ってたよ」。さすがメメット。そういう情報は、情報として入って来ないの?とネジャーティに聞くと、全然そういうのに興味がなかったらしい。メメットとは正反対のネジャーティだった。
そんな花を贈ったりするメメットのような人に求愛されて、その時はいいかもしれないが、後が怖い。他にいい人を見つけると、ふわ〜っ、とその人に行ってしまいそうである。そこは、堅実なネジャーティの方が信頼性が高い。
それはともかく、こんな正反対な2人でもなぜだか女性に対して自信がある。恋人が欲しいよ〜!という弱気ではないのである。それはこの2人の性格から来るものなのか、トルコというお国柄なのか、私は知らない。
連絡を何とか取り合ってても、最後に会ったのが、95年の冬である。いつか再会を果たしたいものである。
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